解説書 Vol.2
- 自宛であってもARP/NDPの未解決のパケット,IP-Option拡張ヘッダ付きパケット,IP-TTLオーバのパケット,DHCPブロードキャストのパケットなど,通常の通信で一時的にCP輻輳する可能性があるものは輻輳監視から除外しています。
- ブロードキャストストームが発生したり,過度の自宛フレームを受信したりしてCP輻輳となると,本機能が動作します。ただし,ブロードキャストストームではなく,複数のポートから過度の自宛フレームを受信してCP輻輳を検知した場合は,本機能が動作しないことがあります。
- POS回線で輻輳が発生し制御対象になった場合,該当するPOS回線のPPPコネクションが切断され,インタフェースがダウンすることがあります。
- ポートの閉塞時,閉塞解除時に運用ログとしてCP輻輳制御メッセージ(“cp congestion-control start.”,“cp congestion-control end.”)を出力します。
- 本機能を使用しても,次に示す条件のどれかに該当する場合,CP輻輳メッセージ(“Congestion detected on CP.”)を出力します。
- 輻輳チェック対象フレーム以外のフレームで輻輳が発生している場合
- 輻輳制御可能なポート数(16ポート)を超えて輻輳が発生している場合
- 輻輳制御しているポートが8ポート以上連続して通信停止を解除した場合
- 閉塞対象外ポートによる輻輳が発生している場合
- 本機能を使用しても輻輳状態が改善されない場合は,フロー検出(フロー検出条件モード1)との併用をお勧めします。併用可能なパッケージに関しては,「表1-5 フロー検出条件モードと対応可能PRUの関係」を参照してください。
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