解説書 Vol.2

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1.10 QoS制御機能とパケット中継方式との対応

QoS制御機能は,パケット中継方式によってサポートする機能が異なります。QoS制御機能とパケット中継方式の対応を次の「表1-40 QoS制御機能とパケット中継方式との対応」に示します。また,「表1-41 MPLS網(入口エッジルータ)によるQoS制御機能とパケット中継方式との対応」,「表1-42 MPLS網(コアルータ)によるQoS制御機能とパケット中継方式との対応」,「表1-43 MPLS網(出口エッジルータ)によるQoS制御機能とパケット中継方式との対応」では,MPLS網内ルータに対してのQoS制御機能とパケット中継方式との対応を示します。

表1-40 QoS制御機能とパケット中継方式との対応

QoS制御機能 IPv4,IPv6中継
大項目 小項目 受信側 送信側
フロー検出 MACヘッダ 送信元MACアドレス ○ ○※1
宛先MACアドレス ○ ○※1
イーサネットタイプ ○ −
Tag-VLANヘッダ ユーザ優先度 ○ ○※2
VLAN ID ○※3 ○※3
IPヘッダ※4 ○ ○
レイヤ4ヘッダ(TCP/UDPなど)※4 ○※5,※6 ○※5,※6
帯域監視 違反時パケット廃棄 ○ ○
違反時キューイング優先度変更 ○ ○
違反時ユーザ優先度書き換え ○ ○
違反時DSCP値書き換え ○ ○
マーカー ユーザ優先度書き換え ○ ○
DSCP値書き換え ○ ○
優先度指定 ○ ○
廃棄制御 − ○
シェーパ − ○

(凡例) ○:サポート  −:未サポート

注※1 
特定のMACアドレスのフロー検出は未サポートです。すべてのMACアドレスをフロー検出すること(コンフィグレーションコマンドflow qosでのMACアドレスにanyと指定)ができます。

注※2 
送信側でユーザ優先度のフロー検出を指定したときは,次のようになります。
・受信側でユーザ優先度の書き換えを実施しなかった場合は,ユーザ優先度0で検出します。
・受信側でユーザ優先度の書き換えを実施した場合は,受信側で書き換えたユーザ優先度で検出します。

注※3 
Tag-VLAN連携回線の場合です。

注※4 
Tag-VLANヘッダが2個までの場合です。3個以上の場合は未サポートです。
Shimヘッダがある場合も未サポートです。

注※5 
2番目以降のフラグメントパケットは未サポートです。詳細は,「1.11.4 フラグメントパケットの注意事項」を参照してください。

注※6 
暗号ペイロードオプションまたは認証オプションが付加されているパケットは未サポートです。また,暗号ペイロードオプションまたは認証オプション以外の拡張ヘッダ付きパケットの場合は,本装置で「パケットのレイヤ4ヘッダが見える,見えない」でソフトウェア中継,ハードウェア中継が選択されます。詳細は,「1.11.3 IPv6パケットをレイヤ4ヘッダ検出条件でフロー検出する場合の注意事項」を参照してください。

表1-41 MPLS網(入口エッジルータ)によるQoS制御機能とパケット中継方式との対応

QoS制御機能 MPLS網中継
(入力エッジルータ)
大項目 小項目 受信側 送信側
フロー検出 MACヘッダ 送信元MACアドレス ○ ○※1
宛先MACアドレス ○ ○※1
イーサネットタイプ ○ −
Tag-VLANヘッダ ユーザ優先度 ○ −
VLAN ID ○※2 −
Shimヘッダ【OP-MPLS】 ○ ○
IPヘッダ※3 ○※4,※5 −
レイヤ4ヘッダ(TCP/UDPなど)※3 ○※4,※5,※6 −
帯域監視 違反時パケット廃棄 ○ −
違反時キューイング優先度変更 ○ −
違反時ユーザ優先度書き換え ○ −
違反時DSCP値書き換え ○ −
違反時EXP書き換え※5【OP-MPLS】 ○ ○
マーカー ユーザ優先度書き換え − −
DSCP値書き換え − −
EXP書き換え※5【OP-MPLS】 ○ ○
優先度指定 ○ ○
廃棄制御 − ○
シェーパ − ○

(凡例) ○:サポート  −:未サポート

注※1 
特定のMACアドレスのフロー検出は未サポートです。すべてのMACアドレスをフロー検出すること(コンフィグレーションコマンドflow qosでのMACアドレスにanyと指定)ができます。

注※2 
Tag-VLAN連携回線の場合です。

注※3 
Tag-VLANヘッダが2個までの場合です。3個以上の場合は未サポートです。
Shimヘッダがある場合も未サポートです。

注※4 
IPv4はサポートです。IPv6は未サポートです。

注※5 
MPLS(L2-VPN)機能を使用する場合,指定できません。

注※6 
2番目以降のフラグメントパケットは未サポートです。詳細は,「1.11.4 フラグメントパケットの注意事項」を参照してください。

表1-42 MPLS網(コアルータ)によるQoS制御機能とパケット中継方式との対応

QoS制御機能 MPLS網中継
(コアルータ)
大項目 小項目 受信側 送信側
フロー検出 MACヘッダ 送信元MACアドレス ○ ○※1
宛先MACアドレス ○ ○※1
イーサネットタイプ ○ −
Tag-VLANヘッダ ユーザ優先度 − −
VLAN ID − −
Shimヘッダ【OP-MPLS】 ○ ○
IPヘッダ※2 − −
レイヤ4ヘッダ(TCP/UDPなど)※2 − −
帯域監視 違反時パケット廃棄 − −
違反時キューイング優先度変更 − −
違反時ユーザ優先度書き換え − −
違反時DSCP値書き換え − −
違反時EXP書き換え※3【OP-MPLS】 ○ ○
マーカー ユーザ優先度書き換え − −
DSCP値書き換え − −
EXP書き換え※3【OP-MPLS】 ○ ○
優先度指定 ○ ○
廃棄制御 − ○
シェーパ − ○

(凡例) ○:サポート  −:未サポート

注※1 
特定のMACアドレスのフロー検出は未サポートです。すべてのMACアドレスをフロー検出すること(コンフィグレーションコマンドflow qosでのMACアドレスにanyと指定)ができます。

注※2 
Tag-VLANヘッダが2個までの場合です。3個以上の場合は未サポートです。
Shimヘッダがある場合も未サポートです。

注※3 
MPLS(L2-VPN)機能を使用する場合,指定できません。

表1-43 MPLS網(出口エッジルータ)によるQoS制御機能とパケット中継方式との対応

QoS制御機能 MPLS網中継
(出力エッジルータ)
大項目 小項目 受信側 送信側
フロー検出 MACヘッダ 送信元MACアドレス ○ ○※1
宛先MACアドレス ○ ○※1
イーサネットタイプ ○ −
Tag-VLANヘッダ ユーザ優先度 − ○
VLAN ID − ○
Shimヘッダ【OP-MPLS】 ○ −
IPヘッダ※2 − ○
レイヤ4ヘッダ(TCP/UDPなど)※2 − ○
帯域監視 違反時パケット廃棄 − ○
違反時キューイング優先度変更 − ○
違反時ユーザ優先度書き換え − ○
違反時DSCP値書き換え − ○
違反時EXP書き換え※3【OP-MPLS】 ○ −
マーカー ユーザ優先度書き換え − ○
DSCP値書き換え − ○
EXP書き換え※3【OP-MPLS】 ○ −
優先度指定 ○ ○
廃棄制御 − ○
シェーパ − ○

(凡例) ○:サポート  −:未サポート

注※1 
特定のMACアドレスのフロー検出は未サポートです。すべてのMACアドレスをフロー検出すること(コンフィグレーションコマンドflow qosでのMACアドレスにanyと指定)ができます。

注※2 
Tag-VLANヘッダが2個までの場合です。3個以上の場合は未サポートです。
Shimヘッダがある場合も未サポートです。

注※3 
MPLS(L2-VPN)機能を使用する場合,指定できません。

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