解説書 Vol.1

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18.1.2 本装置でサポートするIP-VPNの方式

IETFでの標準化が完了しているMPLSに対し,IP-VPN(IP Virtual Private Network)については標準化途上です。一部のベンダが非標準で提案したRFC2547を改訂して,相互接続性の向上を図っている状況です。

本装置では,標準化途上のRFC2547bis方式をサポートしています。RFC2547bis方式の概要を次の図に示します。

図18-1 RFC2547bis方式の概要

[図データ]

RFC2547bis方式の特徴を次の表に示します。

表18-1 RFC2547bis方式の特徴

項目 特徴
高速性 出口エッジルータの一つ前のルータでラベルを取り去ることで,出口エッジルータはラベルを一つだけ参照すればよい。
転送データのVPN識別 ラベルスタックの2段目ラベル値
準拠する規格および勧告 Internet-Draft(2004年10月)
BGP/MPLS IP VPNs(通称RFC2547bis)
MPLS網内他社コアルータの混在条件 LDPまたはスタティックLSPをサポート
MPLS網内他社エッジルータの混在条件 RFC2547bis準拠
網運用性:LSP数の見通し MPLS網内経路数に依存
網運用性:最大VPN経路数 制約小

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