解説書 Vol.1

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7.11.5 DynamicDNS連携に関して

本装置のDHCPサーバはIPアドレス配布と同時にDynamicDNSサーバに対してエントリレコードを追加する機能(DNS更新)に対応しています。本装置はDNS UPDATEによってエントリレコードを更新できるDynamicDNSサーバに対応しています。この機能を使用するには本装置で対象とするゾーンと要求先DNSサーバを指定した上で,DNSサーバ側も本装置からのレコード更新を受け付けるように設定する必要があります。

レコード更新の許可にはIPアドレスによる許可とHMAC-MD5の認証キーを使用する方法があります。IPアドレスによる許可はDNSサーバに接続しているIPアドレスまたはネットワークからのアクセスをDNSサーバ側で許可するだけですが,認証キーを使用する場合はDNSサーバで指定されたキーと同じキーを本装置のDNS認証キー情報に設定する必要があります。

DynamicDNS連携時の注意事項
  • 本装置では動的に割り当てるIPアドレスだけDNS更新を行います。固定アドレスで配布を行う場合は事前にDNSにレコードを追加してください。
  • DNS更新を行うにはIPアドレス配布時にクライアントがFQDNをサーバに返す必要があります。必要な情報がない場合,DHCPサーバはそのリースに対するDNS更新を行いません。具体的には,WindowsXPではTCP/IP詳細設定のDNSに関する項目で「この接続のアドレスをDNSに登録する」にチェックをつける必要があります。
  • DNS更新で認証キーを使用する場合,DNSサーバと本装置の時刻情報が一致している必要があります。多くの場合,時刻情報の誤差はUTC時間で5分以下である必要があるため,NTPによる時刻情報の同期を行ってください。

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