解説書 Vol.1
本装置でクライアントへ配布可能な情報の一覧を次の表に示します。配布可能な情報の中でオプション扱いの情報については,本装置で配布するオプションを指定した場合でも,クライアント側からオプション要求リストによって要求しない場合は配布データに含めません。
表7-32 本装置でクライアントに配布する情報の一覧
情報名 概要 IPアドレス クライアントが使用可能なIPアドレスを設定します。 IPアドレスリース時間 配布するIPアドレスのリース時間を設定します。本装置ではdefault-lease-time/max-lease-timeパラメータとクライアントからの要求によって値が決定されます。(Option No:51) サブネットマスク 本オプションは配布するIPアドレスのサブネットマスクを指定するときに使用します。この情報を指定しない場合はサブネット情報定義のサブネットマスク長が使用されます。(Option No:1) ルータオプション クライアントのサブネット上にあるルータのIPアドレスのリストを指定します。リストは優先度の高いものから順に指定します。このリストがクライアントのゲートウェイアドレスとして使用されます。(Option No:3) DNSオプション クライアントが利用できるドメインネームサーバのIPアドレスのリストを指定します。リストは優先度の高いものから順に指定します。(Option No:6) ホストネームオプション サーバでクライアントの名前を指定するときに設定します。名前はローカルドメイン名で制限される可能性があります。指定は文字列で行われます。(Option No:12) ドメイン名オプション クライアントがドメインネームシステムによってホスト名を変換するときに使用するドメイン名を指定します。(Option No:15) NetBIOS over TCP/IP ネームサーバオプション クライアントが参照する NetBIOS ネームサーバ(WINSサーバ)をIPアドレスのリストで指定します。 リストは優先度の高いものから順に指定します。(Option No:44) NetBIOS over TCP/IP ノードタイプ指定オプション NetBIOSオーバTCP/IP クライアントのノードタイプ(NetBIOS名前解決方法)を設定します。(Option No:46)
- コード1 Bノード(ブロードキャストノード)
- コード2 Pノード(Peer to Peerノード(WINSを使用))
- コード4 Mノード(ミックスノード(ブロードキャストで見つからない場合にWINSを使用する))
- コード8 Hノード(ハイブリッドノード(WINSで見つからない場合に,ブロードキャストを使用する))
SMTPサーバオプション クライアントが利用できるSMTPサーバを優先されるものから順にIPアドレスリストで指定します。(Option No:69) POP3サーバオプション クライアントが利用できるPOP3サーバを優先されるものから順にIPアドレスリストで指定します。(Option No:70)
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