運用コマンドレファレンス Vol.2
指定したイーサネットインタフェースの階層化シェーパ機能の統計情報をクリアします。
[入力形式]
AX6700S/AX6600Sの場合 clear shaper <port list> [ user <user id list> ][ default-user ][ llrlq1 ][ llrlq2 ] AX6300Sの場合 clear shaper <port list> [ user <user id list> ][ default-user ]
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- <port list>
- ポート番号をリスト形式で指定します。リストに指定したポートを一つ以上含むキューの情報をすべて表示します。<port list>の指定方法および値の指定範囲については,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- user <user id list>
- 指定したユーザIDの統計情報を0クリアします。
- <user id list>
- "-"(ハイフン),","(コンマ)を使用して複数のユーザIDを指定できます。
- また,<user id>と記載されている場合と同様に一つのユーザIDを指定できます。
- "-"(ハイフン),","(コンマ)指定の場合,指定の範囲は,コンフィグレーションコマンドで設定されたユーザID値になります。
- AX6700S/AX6600Sの場合,指定できるユーザIDの範囲は,1〜1023です。
- AX6300Sの場合,指定できるユーザIDの範囲は,1〜511です。
- なお,VLANユーザマッピングを使用している場合はVLAN IDを指定してください。
- ["-"または","による範囲指定の例]
- 1-3,5,10
- default-user
- デフォルトユーザの統計情報を0クリアします。
- llrlq1【AX6700S】【AX6600S】
- llrlq1の統計情報を0クリアします。
- llrlq2【AX6700S】【AX6600S】
- llrlq2の統計情報を0クリアします。
[実行例]
図4-44 情報クリア結果
> clear shaper 1/1 Date 20XX/06/24 12:00:00 UTC >
[表示説明]
なし
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表4-25 clear shaper <port list>コマンドの応答メッセージ一覧
メッセージ 内容 Can't execute this command in standby system. 本コマンドは待機系システムでは実行できません。 Can't execute. コマンドを実行できません。再実行してください。 Illegal user id. 指定ユーザIDが不正です。指定パラメータを確認し,再実行してください。 No operational port. 実行できるポートがありません。
次の要因があります。
- 指定したNIFがactive状態であることを確認し再実行してください。
- 指定したNIF番号,ポート番号が不正です。指定パラメータを確認し,再実行してください。
Not support NIF. 指定したNIFは階層化シェーパ機能をサポートしていません。サポートしているNIFに対して実行してください。
[注意事項]
本コマンドを実行すると,axsShaperUserグループのMIB情報も0クリアします。
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