運用コマンドレファレンス Vol.1
ヘルプメッセージで表示するコマンドの一覧を設定します。この設定はユーザごとに行えます。
[入力形式]
set terminal help { all | no-utility }
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- all
- 運用コマンドのヘルプメッセージを表示する際に,入力可能なすべての運用コマンドの一覧を表示するように設定します。これは,初期導入時のデフォルト設定です。
- no-utility
- 運用コマンドのヘルプメッセージを表示する際に,ユーティリティコマンドとファイル操作コマンドを除いた運用コマンドの一覧を表示するように設定します。
[実行例]
- 入力可能なすべての運用コマンドの一覧を表示するように設定します。
> set terminal help all- ユーティリティコマンドとファイル操作コマンドを除いた運用コマンドの一覧を表示するように設定します。
> set terminal help no-utility
[表示説明]
なし
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
なし
[注意事項]
- 本コマンドで設定したヘルプメッセージ表示の設定を待機系システムに同期させるには,synchronizeコマンドにuserfileパラメータ,またはaccountパラメータを指定して実行してください。
- adduserコマンドで,no-flashパラメータを指定して追加したアカウントの場合,本コマンドで設定した内容は,装置の再起動によって,デフォルト設定であるallに戻ります。
- コンフィグレーションコマンドusernameでexec-timeout,terminal-pagerまたはterminal-helpのどれか一つでも設定がある場合,そのユーザはコンフィグレーションのterminal-help設定値(設定内容または省略時の初期値)で動作します。
- コンフィグレーションコマンドusernameの設定値で動作しているユーザでも,ログイン後に本コマンドを実行すれば,該当するセッションでだけ一時的に動作を変更できます。
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