コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
ポートミラーリング機能のサンプリング係数を設定します。ミラーリングでサンプリング機能を指定することで,ミラーポートの帯域を低くできます。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- monitor option sample <sample count>
- 情報の削除
- no monitor option
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- sample <sample count>
- 装置全体で使用するポートミラーリングのサンプリング係数を指定します。ミラーリングは,サンプリング係数で指定した数のフレームから1個のフレームを抜き出して行います。
- 省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
1,2,8,32,128,512,2048,8192,32768,131072,524288,2097152,8388608,33554432,134217728,536870912
1または式(2×4^n)のnに0〜14を入れた値を指定してください。これら以外の値が入力された場合,入力値に応じて自動的にこれらの値を設定し動作します。その場合の具体的な入力値と設定値の関係を次の表に示します。
表29-1 サンプリング設定数値一覧
項番 コマンド入力されたサンプリング間隔 実際に動作するサンプリング間隔 1 1 1 2 2 2 3 3〜8 8 4 9〜32 32 5 33〜128 128 6 129〜512 512 7 513〜2048 2048 8 2049〜8192 8192 9 8193〜32768 32768 10 32769〜131072 131072 11 131073〜524288 524288 12 524289〜2097152 2097152 13 2097153〜8388608 8388608 14 8388609〜33554432 33554432 15 33554433〜134217728 134217728 16 134217729〜536870912 536870912
- (例)
- <sample count>に1000が指定された場合は,2048(=2×4^5)で動作します。
[コマンド省略時の動作]
ポートミラーリング機能では,サンプリングしないで対象となる全フレームをミラーリングします。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- サンプリングは,指定した係数の数のフレームから1個の割合でランダムに行います。
[関連コマンド]
monitor session
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