コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
本装置に適用するサンプリング間隔を指定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- sflow sample <sample count>
- 情報の削除
- no sflow sample
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <sample count>
- 本装置に適用するサンプリング間隔を指定します(単位:パケット)。設定したサンプリング間隔ごとに1個パケットを確率に従ってサンプリングします(例えば,サンプリング間隔を512に設定した場合は,パケットごとに1/512の確率でサンプリングします)。運用コマンドshow interfacesで,sFlow統計を有効にするポートの稼働状態の受信または送信のPPS(パケット数/秒)をすべて調べてください。「表26-1 稼働環境でのサンプリング間隔の目安」の,合計したPPSに対応する「目安となるサンプリング間隔」が推奨値になります。サンプリング間隔に推奨値よりも小さな値を設定すると,CPU負荷が高くなるおそれがあります。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
1,2,8,32,128,512,2048,8192,32768,131072,524288,2097152,8388608,33554432,134217728,536870912
1または式(2×4^n)のnに0〜14を入れた値を指定してください。これら以外の値が入力された場合,入力値に応じて自動的にこれらの値を設定し動作します。その場合の具体的な入力値と設定値の関係を「表26-2 サンプリング間隔繰り上げ表」に示します。
表26-1 稼働環境でのサンプリング間隔の目安
合計したPPSの数 目安となるサンプリング間隔 目安となる実装例 4kpps以下 8 16kpps以下 32 64kpps以下 128 100Mbit/sイーサネット×1本 256kpps以下 512 1Mpps以下 2048 1Gbit/sイーサネット×1本 4Mpps以下 8192 10Gbit/sイーサネット×1本 16Mpps以下 32768 64Mpps以下 131072 1Gbit/sイーサネット×48本 256Mpps以下 524288 1Gpps以下 2097152 表26-2 サンプリング間隔繰り上げ表
コマンド入力されたサンプリング間隔 実際に動作するサンプリング間隔 1 1 2 2 3〜8 8 9〜32 32 33〜128 128 129〜512 512 513〜2048 2048 2049〜8192 8192 8193〜32768 32768 32769〜131072 131072 131073〜524288 524288 524289〜2097152 2097152 2097153〜8388608 8388608 8388609〜33554432 33554432 33554433〜134217728 134217728 134217729〜536870912 536870912
- (例)
- <sample count>に1000が指定された場合は,2048(=2×4^5)で動作します。
[コマンド省略時の動作]
本装置に適用するサンプリング間隔は536870912(=2×4^14)になります。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- sflow forwardコマンドでegress指定を利用している場合は,サンプリング間隔は2以上でだけ設定できます。
[関連コマンド]
なし
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