コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
インタフェース(物理ポート)にポート帯域制御を設定し,送信帯域を指定した帯域に制限します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- traffic-shape rate {<kbit/s> | <Mbit/s>M | <Gbit/s>G}
- 情報の削除
- no traffic-shape rate
[入力モード]
(config-if)
[パラメータ]
- rate {<kbit/s> | <Mbit/s>M | <Gbit/s>G}
- ポート帯域制御を使用します。本機能を使用することで,回線の送信帯域を指定した帯域に制限します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
次の表に示します。
値の単位にはk(省略),M,Gが指定できます。
設定帯域は回線速度以下になるように設定してください。
表7-24 ポート帯域制御の設定範囲
項番 回線速度(オートネゴシエーション結果も含む) 設定範囲 刻み値 1 10Gbit/s G単位 1G〜10G 1Gbit/s M単位 100M〜10000M 100Mbit/s k単位 指定不可 − 2 1Gbit/s G単位 1G − M単位 10M〜1000M 10Mbit/s k単位 指定不可 − 3 100Mbit/s※ G単位 指定不可 − M単位 1M〜100M 1Mbit/s k単位 指定不可 − 4 10Mbit/s※ G単位 指定不可 − M単位 1M〜10M 1Mbit/s k単位 300〜10000 100kbit/s (凡例) −:該当しない
注※ 全二重モードの場合だけポート帯域制御が動作します
[コマンド省略時の動作]
送信帯域に制限をかけません。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 回線状態が半二重の場合,ポート帯域制御は動作しません。
- ポート帯域制御の設定帯域が回線速度を超えた場合,ポート帯域制御は動作しません。
- あらかじめポート帯域制御を設定しているポートで,オートネゴシエーションで決定した回線速度では,設定した帯域幅でポート帯域制御が動作できないことがあります。このような場合,運用ログメッセージが出力されます。
ポート帯域制御が動作しない場合の例を次に示します。
- ポート帯域制御の設定帯域が,オートネゴシエーションで決定した回線速度を超えている場合
(例:ポート帯域設定50Mbit/s 決定した回線速度10Mbit/sなど)
- ポート帯域制御の設定帯域が,オートネゴシエーションで決定した回線速度の設定単位と異なる場合
(例:ポート帯域設定50Mbit/s 決定した回線速度1000Mbit/sなど)
- レガシーシェーパ機能をサポートしていないNIFのインタフェースに対して,本コマンドは設定できません。
- 階層化シェーパ機能が設定してあるNIFのインタフェースに対して,本コマンドは設定できません。
[関連コマンド]
interface gigabitethernet
interface tengigabitethernet
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