コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
装置にシェーパ自動設定機能を使用します。本コマンドは,シェーパNIF情報を設定している場合,設定できません。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- shaper auto-configuration { rgq | wgq | llpq } number-of-user <user number>【AX6700S】【AX6600S】
- shaper auto-configuration rgq number-of-user <user number>【AX6300S】
- 情報の削除
- no shaper auto-configuration
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- { rgq | wgq | llpq }【AX6700S】【AX6600S】
- シェーパ自動設定機能のシェーパモードを指定します。
- rgq
- 帯域制御方式をRGQに設定します。RGQはユーザごとに最低帯域を保証する方式です。出力優先度はユーザ間で均等です。
- wgq
- 帯域制御方式をWGQに設定します。WGQはユーザごとの重みの比率で帯域を分配します。出力優先度はユーザ間で均等です。
- llpq
- シェーパモードをLLPQ1に設定し,帯域制御方式をLLPQに決定します。LLPQ1はユーザごとに最低帯域を保証しながら,ユーザの一つのキューを低遅延で送信する方式です。出力優先度は,全ユーザの通常キューより,全ユーザの低遅延キューが高くなります。ユーザ間は均等です。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
rgq,wgq,llpqを指定します。
- 本パラメータ使用時の注意事項
llpqパラメータは,8番キューが低遅延キューとなります。
- rgq【AX6300S】
- シェーパ自動設定機能の帯域制御方式をRGQに設定します。RGQはユーザごとに最低帯域を保証する方式です。出力優先度はユーザ間で均等です。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
rgqを指定します。
- number-of-user <user number>
- インタフェース当たりのユーザ数を指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
<user number>:1〜512を指定します。【AX6700S】【AX6600S】
<user number>:1〜256を指定します。【AX6300S】
- 本パラメータ使用時の注意事項【AX6700S】【AX6600S】
本コマンドのパラメータでllpqを選択した場合,ユーザ数は1〜256の範囲となります。
[コマンド省略時の動作]
シェーパ自動設定機能を使用しません。
[通信への影響]
設定内容を変更,削除した場合,NIFがリセットされて通信が一時的に切断されます。
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 本機能は,階層化シェーパ機能をサポートしていないNIFに対しては反映されません。
- インタフェース(イーサネット,VLAN)に,階層化シェーパ機能のユーザ,llrlq1,llrlq2のどれかを動作パラメータに指定したQoSフローリストが設定されている場合,本機能の変更,削除はできません。【AX6700S】【AX6600S】
- インタフェース(イーサネット,VLAN)に,階層化シェーパ機能のユーザを動作パラメータに指定したQoSフローリストが設定されている場合,本機能の変更,削除はできません。【AX6300S】
[関連コマンド]
shaper nif
shaper vlan-user-map
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