コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
QoSキューリスト情報にスケジューリングモードおよびキュー数を設定します。装置当たり最大384リスト作成できます。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- qos-queue-list <qos queue list name> { pq [{ number_of_queue_1 | number_of_queue_2 | number_of_queue_4 }] | rr [{ number_of_queue_1 | number_of_queue_2 | number_of_queue_4 }] | 4pq+4wfq <rate1>% <rate2>% <rate3>% <rate4>% | 2pq+4wfq+2beq <rate3>% <rate4>% <rate5>% <rate6>% | 4wfq+4beq <rate5>% <rate6>% <rate7>% <rate8>% }
- 情報の削除
- no qos-queue-list <qos queue list name>
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <qos queue list name>
- QoSキューリスト名称を設定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
使用可能な文字列は先頭が英字の31文字以内の英数字です。
- { pq [{ number_of_queue_1 | number_of_queue_2 | number_of_queue_4 }] | rr [{ number_of_queue_1 | number_of_queue_2 | number_of_queue_4 }] | 4pq+4wfq <rate1>% <rate2>% <rate3>% <rate4>% | 2pq+4wfq+2beq <rate3>% <rate4>% <rate5>% <rate6>% | 4wfq+4beq <rate5>% <rate6>% <rate7>% <rate8>% }
- スケジューリングモードを指定します。キュー数はスケジューリングモードによって8キュー固定または1,2,4,8キューが選択可能となります。PQの動作をするキューの優先度は,キュー番号が大きいほどキューの優先度が高くなります。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- pq [{ number_of_queue_1 | number_of_queue_2 | number_of_queue_4 }]
- PQで動作します。また,物理ポート当たりのキュー数を設定します。
- キュー数は物理ポート当たり1,2,4キューを選択可能であり,選択しない場合は8キューとなります。複数のキューにパケットが在る場合,優先度の高いキュー番号(8,7,…,1番キュー)からパケットを常に送信します。
- number_of_queue_1:キュー数は1
- number_of_queue_2:キュー数は2
- number_of_queue_4:キュー数は4
- 本パラメータ省略時の初期値
pqだけを指定した場合,キュー数は8です。
- rr [{ number_of_queue_1 | number_of_queue_2 | number_of_queue_4 }]
- RRで動作します。また,物理ポート当たりのキュー数を設定します。キュー数は物理ポート当たり1,2,4キューを選択可能であり,選択しない場合は8キューとなります。複数のキューにパケットが在る場合,順番にキューを見ながらパケットを送信します。パケット長に関係なく,パケット数が均等になるように制御します。
- number_of_queue_1:キュー数は1
- number_of_queue_2:キュー数は2
- number_of_queue_4:キュー数は4
- 本パラメータ省略時の初期値
rrだけを指定した場合,キュー数は8です。
- 4pq+4wfq <rate1>% <rate2>% <rate3>% <rate4>%
- 4PQ+4WFQで動作します。キュー数は物理ポート当たり8キュー固定です。4pq(8〜5番キュー)にパケットが在る場合,該当パケットを最優先で送信します。4wfq(4〜1番キュー)は4pqにパケットがない場合,設定した重みの比率<rate>に応じてパケットを送信します。なお,<rate>の後ろに付く番号は,キュー番号を意味します。
- パラメータ省略時の初期値
<rate>:省略できません
- 値の設定範囲
<rate>:1〜97
注 次の二つの式を満たすように設定してください。
・<rate1> + <rate2> + <rate3> + <rate4> = 100
・<rate1> ≦ <rate2> ≦ <rate3> ≦ <rate4>
- 2pq+4wfq+2beq <rate3>% <rate4>% <rate5>% <rate6>%
- 2PQ+4WFQ+2BEQで動作します。キュー数は物理ポート当たり8キュー固定です。2pq(8〜7番キュー)にパケットが在る場合,該当パケットを最優先で送信します。4wfq(6〜3番キュー)は2pqにパケットがない場合,重みの比率<rate>に応じてパケットを送信します。2beq(2〜1番キュー)は2pqおよび4wfqにパケットがない場合,PQ動作でパケットを送信します。なお,<rate>の後ろに付く番号は,キュー番号を意味します。
- 本パラメータ省略時の初期値
<rate>:省略できません
- 値の設定範囲
<rate>:1〜97
注 次の二つの式を満たすように設定してください。
・<rate3> + <rate4> + <rate5> + <rate6> = 100
・<rate3> ≦ <rate4> ≦ <rate5> ≦ <rate6>
- 4wfq+4beq <rate5>% <rate6>% <rate7>% <rate8>%
- 4WFQ+4BEQで動作します。キュー数は物理ポート当たり8キュー固定です。4wfq(8〜5番キュー)は重みの比率<rate>に応じてパケットを送信します。4beq(4〜1番キュー)は4wfqにパケットがない場合,PQ動作でパケットを送信します。なお,<rate>の後ろに付く番号は,キュー番号を意味します。
- 本パラメータ省略時の初期値
<rate>:省略できません
- 値の設定範囲
<rate>:1〜97
注 次の二つの式を満たすように設定してください。
・<rate5> + <rate6> + <rate7> + <rate8> = 100
・<rate5> ≦ <rate6> ≦ <rate7> ≦ <rate8>
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
qos-queue-groupコマンドにQoSキューリスト名称を指定してキュー数を変更した場合,当該回線が再起動するため,当該回線を使用した通信が一時的に途切れます。
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- qos-queue-groupコマンドにQoSキューリスト名称を指定してキュー数を変更した場合,変更したインタフェース(物理ポート)が再起動します。変更したときに送信キューにキューイングしたパケットが残っている場合,すべて吐き出す処理を行います。パケットの吐き出し処理中は,新たなパケットをキューイングできません。ネットワーク経由でログインされている場合はご注意ください。
- QoSキューインタフェース情報で使用しているQoSキューリスト情報の「キュー数」のパラメータを追加,変更,削除した場合,当該インタフェースが一度ダウンして再度アップします。
- 当該回線で設定したQoSキューリスト情報が使用できない場合,運用ログメッセージが表示されます。使用可能なQoSキューリスト情報については,「コンフィグレーションガイド Vol.2 6.10 NIF種別と送信制御機能との対応」を参照してください。
[関連コマンド]
qos-queue-group
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