コンフィグレーションガイド Vol.3

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20.2.2 ポリシーベースルーティングの設定

ポリシーベースルーティングを設定する例を次に示します。

<この項の構成>
(1) アクセスリストの動作に中継先の経路を指定

(1) アクセスリストの動作に中継先の経路を指定

IPv6パケットをフロー検出条件として,IPv6アドレスをネクストホップとするポリシーベースルーティングを設定する例を次に示します。

[設定のポイント]
アクセスリストを使用してポリシーベースルーティングを設定します。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# ipv6 access-list WEB-FILTER
    ipv6 access-list(WEB-FILTER)を作成します。本リストを作成すると,IPv6パケットフィルタの動作モードに移行します。
     
  2. (config-ipv6-acl)# permit ipv6 any 2001:100::1/64 action policy interface vlan 200 next-hop 2001:1000::1
    宛先IPアドレス 2001:100::1/64 へのパケットをポリシーベースルーティングするIPv6パケットフィルタを設定します。ネクストホップIPアドレスは,2001:1000::1 を設定します。なお,送信先インタフェースに指定するVLAN200のIPv6機能は,事前に有効にしておく必要があります。
     
  3. (config-ipv6-acl)# exit
    IPv6パケットフィルタの動作モードからグローバルコンフィグレーションモードに戻ります。
     
  4. (config)# interface vlan 20
    VLAN20のインタフェースモードに移行します。
     
  5. (config-if)# ipv6 traffic-filter WEB-FILTER in layer3-forwarding
    受信側にレイヤ3中継を対象とするポリシーベースルーティングを設定したIPv6フィルタを有効にします。
     

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