コンフィグレーションガイド Vol.3

[目次][索引][前へ][次へ]


7.4.2 ロードバランス仕様

本装置で実装するマルチパスの仕様とロードバランスの仕様を次の表に示します。

表7-5 マルチパス仕様

項目 仕様 備考
一つの宛先ネットワークに対するマルチパス数 2〜16
コンフィグレーションで指定可能な最大マルチパス数 1〜16(1を指定したときはマルチパスを生成しません) ルーティングプロトコル単位で指定します。
マルチパスで生成できるルーティングプロトコル
  • スタティック(IPv4)
  • OSPF
  • BGP4
デフォルトのコンフィグレーションでのマルチパス数
  • スタティック(IPv4):6
  • OSPF:4
  • BGP4:1(マルチパスを生成しません)
接続構成 回線種別およびインタフェース種別に関係なく使用できます。また,混在もできます。 複数のVRF間でのマルチパスはサポートしません。

(凡例) −:該当しない


表7-6 ロードバランス仕様

項目 仕様 備考
マルチパスの振り分け方法 宛先IPアドレスと送信元IPアドレスから16パスに振り分ける値(Hash値)を算出し,決定した出力パスに振り分けます。宛先IPアドレスと送信元IPアドレスが同一のパケットは,同一出力パスを選択します。これによって,送信の順序性を保証します。
ルーティングテーブル内のマルチパス情報 ルーティングテーブルに設定する各出力インタフェースのhashの割り当て比率は,ほぼ均等になります。 7.4.4 ロードバランス使用時の注意事項」の1および2を参照
各パスの重み付け できません。 7.4.4 ロードバランス使用時の注意事項」の1を参照
出力帯域を超えたパケットの処理 別のパスに振り分けません。継続して帯域を超えた場合は装置内で保持しますが,保持しきれない場合はパケットを廃棄します。

(凡例) −:該当しない


[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

All Rights Reserved, Copyright(C), 2006, 2018, ALAXALA Networks, Corp.