コンフィグレーションガイド Vol.3
ポリシーベースルーティングはフィルタの一部機能として動作します。
受信側のVLANインタフェースに設定したフィルタのフロー検出条件に一致した場合,同フィルタエントリに設定されているポリシーベースルーティングの設定内容に従って,パケットを中継します。
なお,ポリシーベースルーティングの対象となるのはレイヤ3中継のパケットだけです。
ポリシーベースルーティングの設定方法には次の二つがあります。
- <この項の構成>
- (1) アクセスリストの動作に中継先の経路を指定
- (2) アクセスリストの動作にポリシーベースルーティングリスト情報を指定
(1) アクセスリストの動作に中継先の経路を指定
アクセスリストの動作に,中継先の経路として送信先インタフェースのVLAN IDおよびネクストホップアドレスを指定します。
送信先インタフェースが障害などで中継できない場合の動作をデフォルト動作といいます。アクセスリストの動作に中継先の経路を指定した場合,デフォルト動作は廃棄です。
なお,送信先インタフェースが障害などから復旧して中継可能になった場合は,該当する中継先の経路から中継を再開します。
(2) アクセスリストの動作にポリシーベースルーティングリスト情報を指定
アクセスリストの動作に,経路情報を登録したポリシーベースルーティングリスト情報を指定します。この指定による機能をポリシーベースルーティンググループといいます。
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