コンフィグレーションガイド Vol.2

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27.1.5 Loopback

Loopbackはレイヤ2レベルで動作する,ping相当の機能です。同一MA内のMEP-MEP間またはMEP-MIP間の接続性を確認します。

CCがMEP-MEP間の接続性の確認であるのに対し,LoopbackではMEP-MIP間の確認もできるため,MA内の接続性を詳細に確認できます。

MEPから宛先へループバックメッセージ(CFM PDUの一種)を送信し,宛先から応答が返ってくることを確認することで接続性を確認します。

LoopbackにはMIPまたはMEPが直接応答するため,例えば,装置内に複数のMIPを設定した場合,MIPごとに接続性を確認できます。

MIPおよびMEPに対するLoopbackの実行例を次の図に示します。

図27-21 MIPに対してLoopbackを実行

[図データ]

図27-22 MEPに対してLoopbackを実行

[図データ]

LoopbackはCCの学習内容を使用するため,事前にCCを動作させておく必要があります。また,宛先にMIPを指定する場合は,事前にMIPのポートのMACアドレスを調べておく必要があります。

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