コンフィグレーションガイド Vol.2
- [設定のポイント]
- NIFを待機系にして冗長構成を設定する場合,NIFを2枚搭載して,グループ化したNIFのポートにスタティックリンクアグリゲーションを設定します。
- NIF冗長グループを指定して,グループ内で待機状態となるNIFの最大数を設定します。また,NIF冗長グループに所属するNIF,およびグループ内での該当NIFの優先度を設定します。優先度を設定するときは,運用系および待機系NIFの優先度と,スタティックリンクアグリゲーションの運用系および待機系ポートの優先度が合うようにする必要があります。設定後は,NIF冗長グループ内で優先度の低いNIFが待機系になります。
- 次に示す例では,運用系NIFを1枚として運用します。NIFを2枚実装した場合に,1枚が待機系として動作します。
- [コマンドによる設定]
- (config)# interface port-channel 10
(config-if)# channel-group max-active-port 1
(config-if)# exit
チャネルグループ10を設定します。チャネルグループ10にスタンバイリンク機能を設定して,最大ポート数を1に設定します。チャネルグループ10はリンクダウンモードで動作します。
- (config)# interface tengigabitethernet 1/1
(config-if)# channel-group 10 mode on
(config-if)# lacp port-priority 200
(config-if)# exit
チャネルグループ10にポート1/1をスタティックリンクアグリゲーションとして登録して,ポート優先度を200に設定します。
- (config)# interface tengigabitethernet 2/1
(config-if)# channel-group 10 mode on
(config-if)# lacp port-priority 300
(config-if)# exit
チャネルグループ10にポート2/1をスタティックリンクアグリゲーションとして登録して,ポート優先度を300に設定します。
- (config)# interface range tengigabitethernet 1/2-8, tengigabitethernet 2/2-8
(config-if-range)# shutdown
(config-if-range)# exit
使用しないポートをシャットダウンします。
- (config)# redundancy nif-group 1 max-standby-nif 1
NIF冗長グループの最大待機系NIF数を設定します。
- (config)# redundancy nif-group 1 nif 1 priority 1
(config)# redundancy nif-group 1 nif 2 priority 2
NIF冗長グループに所属するNIFおよびグループ内でのNIFの優先度を設定します。
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