コンフィグレーションガイド Vol.2

[目次][索引][前へ][次へ]


20.2.2 NIFの冗長構成の設定

[設定のポイント]
NIFを待機系にして冗長構成を設定する場合,NIFを2枚搭載して,グループ化したNIFのポートにスタティックリンクアグリゲーションを設定します。
NIF冗長グループを指定して,グループ内で待機状態となるNIFの最大数を設定します。また,NIF冗長グループに所属するNIF,およびグループ内での該当NIFの優先度を設定します。優先度を設定するときは,運用系および待機系NIFの優先度と,スタティックリンクアグリゲーションの運用系および待機系ポートの優先度が合うようにする必要があります。設定後は,NIF冗長グループ内で優先度の低いNIFが待機系になります。
次に示す例では,運用系NIFを1枚として運用します。NIFを2枚実装した場合に,1枚が待機系として動作します。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# interface port-channel 10
    (config-if)# channel-group max-active-port 1
    (config-if)# exit
    チャネルグループ10を設定します。チャネルグループ10にスタンバイリンク機能を設定して,最大ポート数を1に設定します。チャネルグループ10はリンクダウンモードで動作します。
     
  2. (config)# interface tengigabitethernet 1/1
    (config-if)# channel-group 10 mode on
    (config-if)# lacp port-priority 200
    (config-if)# exit
    チャネルグループ10にポート1/1をスタティックリンクアグリゲーションとして登録して,ポート優先度を200に設定します。
     
  3. (config)# interface tengigabitethernet 2/1
    (config-if)# channel-group 10 mode on
    (config-if)# lacp port-priority 300
    (config-if)# exit
    チャネルグループ10にポート2/1をスタティックリンクアグリゲーションとして登録して,ポート優先度を300に設定します。
     
  4. (config)# interface range tengigabitethernet 1/2-8, tengigabitethernet 2/2-8
    (config-if-range)# shutdown
    (config-if-range)# exit
    使用しないポートをシャットダウンします。
     
  5. (config)# redundancy nif-group 1 max-standby-nif 1
    NIF冗長グループの最大待機系NIF数を設定します。
     
  6. (config)# redundancy nif-group 1 nif 1 priority 1
    (config)# redundancy nif-group 1 nif 2 priority 2
    NIF冗長グループに所属するNIFおよびグループ内でのNIFの優先度を設定します。

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

All Rights Reserved, Copyright(C), 2006, 2018, ALAXALA Networks, Corp.