コンフィグレーションガイド Vol.2

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6.1.4 ポート帯域制御

ポート帯域制御は,スケジューリングを実施したあとに該当ポートに指定した送信帯域にシェーピングする機能です。この制御を使用して,広域イーサネットサービスへ接続できます。

例えば,ポート帯域が1Gbit/sでISPとの契約帯域が400Mbit/sの場合,ポート帯域制御機能を使用してあらかじめ帯域を400Mbit/s以下に抑えてフレームを送信することができます。

ポート帯域制御はNIF種別により設定可否が異なります。NIF種別との対応については,「6.10 NIF種別と送信制御機能との対応」を参照してください。

回線種別に対するポート帯域制御の帯域範囲と設定単位を次の表に示します。

表6-5 ポート帯域制御の仕様

回線速度
(オートネゴシエーション結果も含む)
設定範囲 刻み値
10Gbit/s 1G 〜 10Gbit/s 1Gbit/s
100M 〜 10000Mbit/s 100Mbit/s
1Gbit/s 1Gbit/s 1Gbit/s
10M 〜 1000Mbit/s 10Mbit/s
100Mbit/s 1M 〜 100Mbit/s 1Mbit/s
10Mbit/s 1M 〜 10Mbit/s 1Mbit/s
300K 〜 10000Kbit/s 100Kbit/s

注※ 全二重モードの場合だけポート帯域制御が動作します


ポート帯域制御の対象となるフレームの範囲は,フレーム間ギャップからFCSまでです。ポート帯域制御の対象範囲を次の図に示します。

図6-4 ポート帯域制御の対象範囲

[図データ]

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