コンフィグレーションガイド Vol.2
ポート帯域制御は,スケジューリングを実施したあとに該当ポートに指定した送信帯域にシェーピングする機能です。この制御を使用して,広域イーサネットサービスへ接続できます。
例えば,ポート帯域が1Gbit/sでISPとの契約帯域が400Mbit/sの場合,ポート帯域制御機能を使用してあらかじめ帯域を400Mbit/s以下に抑えてフレームを送信することができます。
ポート帯域制御はNIF種別により設定可否が異なります。NIF種別との対応については,「6.10 NIF種別と送信制御機能との対応」を参照してください。
回線種別に対するポート帯域制御の帯域範囲と設定単位を次の表に示します。
表6-5 ポート帯域制御の仕様
回線速度
(オートネゴシエーション結果も含む)設定範囲 刻み値 10Gbit/s 1G 〜 10Gbit/s 1Gbit/s 100M 〜 10000Mbit/s 100Mbit/s 1Gbit/s 1Gbit/s 1Gbit/s 10M 〜 1000Mbit/s 10Mbit/s 100Mbit/s※ 1M 〜 100Mbit/s 1Mbit/s 10Mbit/s※ 1M 〜 10Mbit/s 1Mbit/s 300K 〜 10000Kbit/s 100Kbit/s 注※ 全二重モードの場合だけポート帯域制御が動作します
ポート帯域制御の対象となるフレームの範囲は,フレーム間ギャップからFCSまでです。ポート帯域制御の対象範囲を次の図に示します。
図6-4 ポート帯域制御の対象範囲
All Rights Reserved, Copyright(C), 2006, 2018, ALAXALA Networks, Corp.