コンフィグレーションガイド Vol.2

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5.5.5 最大帯域制御と最低帯域監視の組み合わせの設定

特定のフローに対して最大帯域制御と最低帯域監視(違反フレームはDSCPの書き換え)を実施したい場合に設定します。

[設定のポイント]
フレーム受信時に宛先IPアドレスによってフロー検出を行い,最大帯域制御と最低帯域監視を行う帯域監視を設定します。最低帯域監視を違反したフレームに対しては,DSCP値の変更を行う設定をします。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# ip qos-flow-list QOS-LIST4
    IPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST4)を作成します。本リストを作成することによって,IPv4 QoSフローリストモードに移行します。
     
  2. (config-ip-qos)# qos ip any host 192.168.130.10 action max-rate 5M max-rate-burst 6000 min-rate 1M min-rate-burst 3000 penalty-dscp 8
    宛先IPアドレスが192.168.130.10のフローに対し,最大帯域制御の監視帯域=5Mbit/s,最大帯域制御のバーストサイズ=6000byte,最低監視帯域=1Mbit/s,最低監視帯域のバーストサイズ=3000byte,最低帯域監視での違反フレームのDSCP値=8のIPv4 QoSフローリストを設定します。
     
  3. (config-ip-qos)# exit
    IPv4 QoSフローリストモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻ります。
     
  4. (config)# interface vlan 20
    VLAN20のインタフェースモードに移行します。
     
  5. (config-if)# ip qos-flow-group QOS-LIST4 in layer3-forwarding
    受信側にレイヤ2中継を対象とするIPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST4)を有効にします。

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