コンフィグレーションガイド Vol.2
フロー検出とは,フレームの一連の流れであるフローをMACヘッダ,IPヘッダ,TCPヘッダなどの条件に基づいて検出する機能です。アクセスリストで設定します。アクセスリストの詳細は,「1.1.5 アクセスリスト」を参照してください。
本装置では,イーサネットインタフェース・VLANインタフェースで,イーサネットV2形式およびIEEE802.3のSNAP/RFC1042形式フレームのフロー検出ができます。インタフェースには,検出する中継種別ごとにレイヤ2中継のフロー検出,レイヤ3中継のフロー検出をそれぞれ設定してください。
フローモードのフロー検出拡張モードを設定した場合は,中継種別ごとのフロー検出に加えて,レイヤ2中継とレイヤ3中継の両方を対象にしたフロー検出を設定できます。
レイヤ2中継は,次のフレームが該当します。
- 本装置がレイヤ2スイッチ中継するフレーム
- 本装置宛の非IPパケット※
- 宛先MACアドレスがBroadcastまたはMulticastのフレーム
- 注※
- 宛先MACアドレスが自装置のMACアドレスである非IPパケット
レイヤ3中継は,次のフレームが該当します。
- 本装置がIPv4パケット中継するパケット
- 本装置がIPv6パケット中継するパケット
- 本装置宛のIPv4,IPv6パケット※
- 宛先IPアドレスがBroadcastまたはMulticastのIPパケット
- 注※
- 宛先MACアドレスが自装置のMACアドレスで,かつ宛先IPアドレスが自装置のIPアドレスであるIPパケット
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