コンフィグレーションガイド Vol.1

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21.4.2 Tag変換の設定

Tag変換を設定する手順を次の図に示します。ここでは,図に示す構成のポート1/2の設定例を示します。

構成例では,ポート1/2にTag変換を適用します。ポート1/2では,VLAN 100のフレームの送受信はVLAN Tag 1000で行い,VLAN 200のフレームの送受信はVLAN Tag 100で行います。このように,VLAN 100でTag変換を行った場合,ほかのVLANでVLAN Tag 100を使用することもできます。また,ポート1/2ではVLAN Tag 200のフレームをVLAN 200として扱わないで,未設定のVLAN Tagとして廃棄します。

図21-3 Tag変換の設定例

[図データ]

[設定のポイント]
Tag変換は,Tag変換を有効にする設定と,変換するIDを設定することによって動作します。Tag変換の設定はトランクポートだけ有効です。
Tag変換はswitchport vlan mappingコマンドで設定します。設定した変換を有効にするためには,switchport vlan mapping enableコマンドを設定します。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# interface gigabitethernet 1/2
    (config-if)# switchport mode trunk
    (config-if)# switchport trunk allowed vlan 100,200
    ポート1/2をトランクポートに設定して,VLAN 100,200を設定します。
     
  2. (config-if)# switchport vlan mapping 1000 100
    (config-if)# switchport vlan mapping 100 200
    ポート1/2でVLAN 100,200にTag変換を設定します。VLAN 100ではVLAN Tag 1000でフレームを送受信して,VLAN 200ではVLAN Tag 100でフレームを送受信するように設定します。
     
  3. (config-if)# switchport vlan mapping enable
    ポート1/2でTag変換を有効にします。本コマンドを設定するまではTag変換は動作しません。

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