コンフィグレーションガイド Vol.1

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20.6.3 プロトコルポートのネイティブVLANの設定

[設定のポイント]
プロトコルポートで設定したプロトコルに一致しないUntaggedフレームを扱いたい場合,そのフレームを扱うVLANとしてネイティブVLANを設定します。ネイティブVLANはポートVLANだけを設定できます。
ネイティブVLANのVLAN IDをswitchport protocol native vlanコマンドで指定すると,プロトコルポート上で設定したプロトコルに一致しないUntaggedフレームを扱うVLANとなります。ネイティブVLANは,コンフィグレーションで明示して指定しない場合はVLAN 1(デフォルトVLAN)です。
ネイティブVLANにstate suspendコマンドが設定されている場合は,設定したプロトコルと一致しないフレームが中継されません。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# vlan 10,20 protocol-based
    (config-vlan)# exit
    (config)# vlan 30
    (config-vlan)# exit
    VLAN 10,20をプロトコルVLANとして作成します。また,VLAN 30をポートVLANとして作成します。
     
  2. (config)# interface gigabitethernet 1/1
    (config-if)# switchport mode protocol-vlan
    ポート1/1のイーサネットインタフェースコンフィグレーションモードに移行します。また,プロトコルポートとして設定します。
     
  3. (config-if)# switchport protocol native vlan 30
    (config-if)# switchport protocol vlan 10,20
    プロトコルポート1/1のネイティブVLANをポートVLAN 30に設定し,設定したプロトコルに一致しないUntaggedフレームを扱うVLANとします。また,プロトコルVLAN 10,20を設定します。

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