コンフィグレーションガイド Vol.1
- [設定のポイント]
- トランクポートでUntaggedフレームを扱いたい場合,ネイティブVLANを設定します。ネイティブVLANはポートVLANだけを設定できます。
- ネイティブVLANのVLAN IDをswitchport trunk allowed vlanコマンドで指定すると,トランクポートでUntaggedフレームを扱うVLANとなります。ネイティブVLANは,コンフィグレーションで明示して指定しない場合はVLAN 1(デフォルトVLAN)です。
- トランクポート上で,デフォルトVLANでTaggedフレーム(VLAN ID 1のVLAN Tag)を扱いたい場合は,ネイティブVLANをほかのVLANに変更してください。
- vlan dot1q tag nativeコマンドで,ネイティブVLANでもTaggedフレームを扱う設定ができます。その場合は,Untaggedフレームは扱わなくなります。
- [コマンドによる設定]
- (config)# vlan 10,20
(config-vlan)# exit
VLAN ID 10,VLAN ID 20をポートVLANとして作成します。
- (config)# interface gigabitethernet 1/1
(config-if)# switchport mode trunk
ポート1/1のイーサネットインタフェースコンフィグレーションモードに移行します。また,トランクポートとして設定します。この状態で,トランクポート1/1のネイティブVLANはデフォルトVLANです。
- (config-if)# switchport trunk native vlan 10
(config-if)# switchport trunk allowed vlan 1,10,20
トランクポート1/1のネイティブVLANをVLAN 10に設定します。また,VLAN 1,10,20を設定します。ネイティブVLANであるVLAN 10がUntaggedフレームを扱い,VLAN 1(デフォルトVLAN),VLAN 20はTaggedフレームを扱います。
- (config)# vlan dot1q tag native
ネイティブVLANでもTaggedフレームを扱うことを設定します。
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