コンフィグレーションガイド Vol.1

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20.4.3 トランクポートのネイティブVLANの設定

[設定のポイント]
トランクポートでUntaggedフレームを扱いたい場合,ネイティブVLANを設定します。ネイティブVLANはポートVLANだけを設定できます。
ネイティブVLANのVLAN IDをswitchport trunk allowed vlanコマンドで指定すると,トランクポートでUntaggedフレームを扱うVLANとなります。ネイティブVLANは,コンフィグレーションで明示して指定しない場合はVLAN 1(デフォルトVLAN)です。
トランクポート上で,デフォルトVLANでTaggedフレーム(VLAN ID 1のVLAN Tag)を扱いたい場合は,ネイティブVLANをほかのVLANに変更してください。
vlan dot1q tag nativeコマンドで,ネイティブVLANでもTaggedフレームを扱う設定ができます。その場合は,Untaggedフレームは扱わなくなります。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# vlan 10,20
    (config-vlan)# exit
    VLAN ID 10,VLAN ID 20をポートVLANとして作成します。
     
  2. (config)# interface gigabitethernet 1/1
    (config-if)# switchport mode trunk
    ポート1/1のイーサネットインタフェースコンフィグレーションモードに移行します。また,トランクポートとして設定します。この状態で,トランクポート1/1のネイティブVLANはデフォルトVLANです。
     
  3. (config-if)# switchport trunk native vlan 10
    (config-if)# switchport trunk allowed vlan 1,10,20
    トランクポート1/1のネイティブVLANをVLAN 10に設定します。また,VLAN 1,10,20を設定します。ネイティブVLANであるVLAN 10がUntaggedフレームを扱い,VLAN 1(デフォルトVLAN),VLAN 20はTaggedフレームを扱います。
     
  4. (config)# vlan dot1q tag native
    ネイティブVLANでもTaggedフレームを扱うことを設定します。

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