コンフィグレーションガイド Vol.1

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10.1.6 VRFでのNTPによる時刻同期の設定【OP-NPAR】

NTP機能を用いて,VRFに存在するNTPサーバやNTPクライアントに対して時刻を同期させる設定をします。

[設定のポイント]
NTP機能を用いて,本装置の時刻を任意のVRFに存在するNTPサーバに同期させます。また,本装置の時刻がNTPサーバに同期している場合,グローバルネットワークを含む全VRFに存在する複数のNTPクライアントに本装置の時刻を配布できます。
同期の対象にするNTPサーバとNTPクライアントのVRFが異なる場合,NTPクライアントに対して,本装置の参照先ホストをローカルタイムサーバとして通知します。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# ntp server vrf 10 192.168.1.100
    VRF 10に存在するIPアドレス192.168.1.100のNTPサーバに,本装置の時刻を同期させます。構成はクライアントサーバモードです。
     
  2. (config)# ntp peer vrf 10 192.168.1.100
    VRF 10に存在するIPアドレス192.168.1.100のNTPサーバと本装置の時刻を同期させます。構成はシンメトリック・アクティブ/パッシブモードです。
     
  3. (config)# ntp broadcast client
    NTPブロードキャストメッセージで本装置の時刻を同期させます。グローバルネットワークを含む全VRF上のサブネットを対象にして,NTPサーバからのNTPブロードキャストメッセージを受信します。
     
  4. (config)# interface vlan 100
    (config-if)# vrf forwarding 20
    (config-if)# ip address 192.168.10.1 255.255.255.0
    (config-if)# ntp broadcast
    VRFが指定されたインタフェースに対してNTPブロードキャストの設定をします。本装置の時刻がNTPサーバに同期すると,VRF20,192.168.10.0,サブネットマスク255.255.255.0のネットワークにNTPブロードキャストパケットを送信します。
     

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