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3.1 コマンド入力モードの概要

本装置のコマンドラインインタフェース(CLI)のコマンド入力モードには,一般ユーザモード,装置管理者モード,およびコンフィグレーションコマンドモードがあります。

本装置のコンフィグレーションを設定・変更したり,装置の状態を参照したりする場合,適切なコマンド入力モードに遷移し,コンフィグレーションや運用コマンドを入力する必要があります。

それぞれのコマンド入力モードの特徴は,以下のとおりです。各コマンド入力モードへのアクセス方法と終了方法については,「表3-1  コマンド入力モードについて」を参照してください。

表3-1 コマンド入力モードについて
コマンド入力モード
モード移行コマンド
プロンプト
終了方法
説 明
一般ユーザモード
login: <ユーザID>
>
> logout
configure,adduserコマンドなど一部のコマンドを除く,運用コマンドを使用することができます
装置管理者モード
> enable
#
# disable
すべての運用コマンドを使用することができます。
コンフィグレーション
コマンドモード
# configure
(config)#
(config)# exit
すべてのコンフィグレーションコマンドを使用することができます。
本装置にログインした状態は,一般ユーザモードです。
一般ユーザモードでは,一部のコマンドを除く運用コマンドを実行することができます。
ユーザアカウントの新規登録や削除およびコンフィグレーションコマンドモードに移行するconfigureコマンドは,一般ユーザモードでは実行することができません。装置管理者モードで実行する必要があります。
一般ユーザモードでenableコマンドを入力すると,装置管理者モードに移行します。
装置管理者モードでは,すべての運用コマンドを使用することができます。
初期導入時は,enableコマンドにパスワードが設定されていません。セキュリティの低下を防ぐため,enableコマンドにパスワードを設定し,装置管理者モードを使用するユーザを制限しておくことを推奨します。
装置管理者モードでconfigureコマンドを入力するとコンフィグレーションコマンドモードになります。
コンフィグレーションコマンドモードにおいてコンフィグレーションコマンドを使用することにより,本装置のコンフィグレーションを設定・変更することができます。

コンフィグレーションコマンドモードは階層構造になっています。
上記の(config)#をグローバルコンフィグレーションモードと呼び,その下にコマンドの種類により分類された入力モードがあります。コンフィグレーションコマンドモードの詳細については,「ソフトウェアマニュアル コンフィグレーションガイド」を参照してください。

運用コマンドがどのコマンド入力モードで実行することができるかは,「ソフトウェアマニュアル 運用コマンドレファレンス」に記載されています。
また,コンフィグレーションコマンドがどの入力モードで実行することができるかは,「ソフトウェアマニュアル コンフィグレーションコマンドレファレンス」に記載されています。

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