ハードウェア取扱説明書

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2.4.1 AC100V電源設備

(1)  コンセント

JIS規格またはNEMA規格に対応した下記のコンセントを使用してください。このコンセントは一般の電気設備工事店にて販売されています。

表2-2 コンセント規格
規 格
仕 様
JIS
C-8303
15A 125V,接地形2極差し込みコンセント
NEMA
5-15R
図2-4 接地形2極差し込みコンセント(125V 15A)

本装置をAC100Vで使用する場合,必ず接地付きのコンセントを使用してください。接地を取らずに使用すると,感電の原因となるとともに,電気的雑音により,障害発生の原因となります。

(2)  分電盤

本装置に給電する分岐回路にはブレーカを付けてください。ブレーカの定格,ブレーカおよびコンセントの必要数は,下表を参照してください。

表2-3 ブレーカの定格と必要数
ブレーカの定格
電源の冗長化
ブレーカの必要数
コンセントの
必要数
15AT単相AC100V
(15A回路用)
なし
4
4
あり
8
8

分電盤は操作が容易に行なえるように,本装置の設置場所と同じ部屋か,近接する部屋に設置することをお奨めします。

電源を冗長化する場合には,異なる電源系統からそれぞれの電源機構に給電することで,電源設備系統を2系統化することができます。

(3)  分電盤への給電条件

分電盤へ供給される電流の容量は「(2) 分電盤」で示すブレーカの動作電流より大きくなるようにしてください。

分電盤へ給電される電流容量は,ブレーカの動作電流より大きくなるようにしてください。分電盤への電流容量がブレーカの動作電流より小さいと,異常時にブレーカが動作せず,火災の原因となることがあります。

一般に,ブレーカの動作電流は定格電流より大きくなっています。使用するブレーカの仕様を確認してください。

また,本装置の電源を投入すると,下表に示す突入電流が流れます。突入電流により,電源設備の電圧低下が起こらないようご検討ください。

表2-4 突入電流
電 流
時 間
30A
150ms

本装置の電源を投入すると突入電流が流れます。突入電流により,電源設備の電圧低下が起きないように考慮してください。電圧低下が起きると,本装置だけでなく,同じ電源設備に接続された他の機器にも影響をおよぼします。

上記の突入電流は,電源機構1個あたりの値です。

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