ハードウェア取扱説明書

目次前へ次へ

2.4.2 AC200V電源設備

(1)  AC電源ケーブル

弊社では,本装置をAC200Vでお使いいただけるよう,AC200V電源ケーブル(別売り品)を用意しています。

AC200V電源ケーブルについては,「1.9  電源ケーブル」を参照してください。

弊社の別売り品がお客様の電源設備に合わない場合は,以下で指定する仕様の電源ケーブルをご用意ください。

表2-6 AC電源ケーブルの仕様
項目
コネクタ
(本装置側)
ケーブル
プラグ
(コンセント側)
定格
250V 10A以上
電気用品安全法取得品
250V 10A以上
電気用品安全法取得品
250V 10A以上
電気用品安全法取得品
形状
3芯より合わせ
コンセントの形状に合ったものを準備してください。

本装置をAC200Vで使用する場合,電源ケーブルは弊社の別売り品または弊社が指定する仕様のものを使用してください。それ以外のものを使用した場合,火災・感電の原因となります。また,弊社別売りの電源ケーブルを本装置以外で使用しないでください。本装置以外で使用した場合,火災・感電の原因となります。

(2)  コンセント

JIS規格またはNEMA規格に対応した下記のコンセントを使用してください。このコンセントは一般の電気設備工事店にて販売されています。

表2-7 コンセント規格
規 格
仕 様
JIS
C-8303
20A 250V,接地形2極引掛形コンセント
NEMA
L6-20R
図2-7 接地形2極引掛形コンセント(250V 20A)

必ず接地付きのコンセントを使用してください。接地を取らずに使用すると,感電の原因となるとともに,電気的雑音により,障害発生の原因となります。

上図のコンセントは,弊社別売りのAC200V電源ケーブルに対応しています。
弊社別売りのAC200V電源ケーブルをお使いにならない場合は,下記のコンセントを使用してください。下記のコンセントは一般の電気設備工事店にて販売されています。
  • 接地形2極コンセント: 250V 10A以上

(3)  分電盤

本装置に給電する分岐回路にはブレーカを付けてください。ブレーカの定格,ブレーカおよびコンセントの必要数は,下表を参照してください。

表2-8 ブレーカの定格と必要数
ブレーカの定格
電源の冗長化
ブレーカの必要数
コンセントの
必要数
10AT単相AC200V
(10A回路用)
なし
2
2
あり
4
4

分電盤は操作が容易に行なえるように,本装置の設置場所と同じ部屋か,近接する部屋に設置することをお奨めします。

電源を冗長化する場合には,異なる電源系統からそれぞれの電源機構に給電することで,電源設備系統を2系統化することができます。

(4)  分電盤への給電条件

分電盤へ供給される電流の容量は「(3) 分電盤」で示すブレーカの動作電流より大きくなるようにしてください。

分電盤へ給電される電流容量は,ブレーカの動作電流より大きくなるようにしてください。分電盤への電流容量がブレーカの動作電流より小さいと,異常時にブレーカが動作せず,火災の原因となることがあります。

一般に,ブレーカの動作電流は定格電流より大きくなっています。使用するブレーカの仕様を確認してください。

また,本装置の電源を投入すると,下表に示す突入電流が流れます。突入電流により,電源設備の電圧低下が起こらないようご検討ください。

表2-9 突入電流
電 流
時 間
30A
150ms

本装置の電源を投入すると突入電流が流れます。突入電流により,電源設備の電圧低下が起きないように考慮してください。電圧低下が起きると,本装置だけでなく,同じ電源設備に接続された他の機器にも影響をおよぼします。

上記の突入電流は,電源機構1個あたりの値です。

目次前へ次へ

[他社商品名称に関する表示]

Copyright © 2006, 2009, ALAXALA Networks Corporation. All rights reserved.