MIBレファレンス
snmpUsmMIBグループの関連ドキュメントを次に示します。
- RFC3414 (December 2002)
- <この項の構成>
- (1) 識別子
- (2) 実装仕様
(1) 識別子
snmpUsmMIB MODULE-IDENTITY ::= {snmpModules 15} usmMIBObjects OBJECT IDENTIFIER ::= {snmpUsmMIB 1} usmStats OBJECT IDENTIFIER ::= {usmMIBObjects 1} オブジェクトID値 1.3.6.1.6.3.15.1.1 usmUser OBJECT IDENTIFIER ::= {usmMIBObjects 2} オブジェクトID値 1.3.6.1.6.3.15.1.2
(2) 実装仕様
snmpUsmMIBグループの実装仕様を次の表に示します。
表2-113 snmpUsmMIBの実装仕様
項番 オブジェクト識別子 アク
セス実装仕様 実装
有無1 usmStatsUnsupportedSecLevels
{usmStats 1}R/O [規格]セキュリティレベル不正のため破棄された受信パケットの総数。
[実装]規格に同じ。● 2 usmStatsNotInTimeWindows
{usmStats 2}R/O [規格]WindowTimeが範囲外のため破棄された受信パケットの総数。
[実装]規格に同じ。● 3 usmStatsUnknownUserNames
{usmStats 3}R/O [規格]ユーザ不正のため破棄された受信パケットの総数。
[実装]規格に同じ。● 4 usmStatsUnknownEngineIDs
{usmStats 4}R/O [規格]認識外のsnmpEngineIDを参照しているため廃棄された受信パケットの総数。
[実装]規格に同じ。● 5 usmStatsWrongDigests
{usmStats 5}R/O [規格]期待されるダイジェスト値を含んでいないため廃棄された受信パケットの総数。
[実装]規格に同じ。● 6 usmStatsDecryptionErrors
{usmStats 6}R/O [規格]復号できなかったため廃棄された受信パケットの総数。
[実装]規格に同じ。● 7 usmUserSpinLock
{usmUser 1}R/NW [規格]usmUserTableの秘密を変更する場合のロック操作に使用されます。
[実装]規格に同じ。ただし,Read_Onlyです。● 8 usmUserTable
{usmUser 2}NA [規格]SNMPエンジンのLCD(Local Configuration Datastore)に構成されるユーザテーブル。
[実装]規格に同じ。● 9 usmUserEntry
{usmUserTable 1}NA [規格]SNMPエンジンのLCD(Local Configuration Datastore)に構成されるユーザテーブルのエントリ。
INDEX { usmUserEngineID, usmUserName }
[実装]規格に同じ。● 10 usmUserEngineID
{usmUserEntry 1}NA [規格]SNMPエンジンの管理のためのID。
[実装]規格に同じ。● 11 usmUserName
{usmUserEntry 2}NA [規格]ユーザを示す判読可能な名前。これはUSMが依存するセキュリティID。
[実装]規格に同じ。● 12 usmUserSecurityName
{usmUserEntry 3}R/O [規格]セキュリティモデルに依存しない形式のユーザを示す判読可能な名前。usmUserNameと同じ値。
[実装]規格に同じ。● 13 usmUserCloneFrom
{usmUserEntry 4}R/NW [規格]新しいエントリを追加する際に複製元となる別のエントリへのポインタ。このオブジェクトが読まれる場合,0.0のOIDが返されます。
[実装]規格に同じ。ただし,Read_Onlyです。● 14 usmUserAuthProtocol
{usmUserEntry 5}R/NW [規格]usmUserEngineIDによって示されるSNMPエンジンの認証プロトコル。
[実装]規格に同じ。ただし,Read_Onlyです。● 15 usmUserAuthKeyChange
{usmUserEntry 6}R/NW [規格]usmUserEngineIDによって示されるsnmpエンジンの認証キーを生成するオブジェクト。要求元のusmUserNameが本エントリのusmUserNameと異なる場合に設定されます。このオブジェクトが読まれる場合,長さ0の文字列が返されます。デフォルト値=''H。
[実装]""固定。ただし,Read_Onlyです。● 16 usmUserOwnAuthKeyChange
{usmUserEntry 7}R/NW [規格]usmUserEngineIDによって示されるsnmpエンジンの認証キーを生成するオブジェクト。要求元のusmUserNameが本エントリのusmUserNameと等しい場合に設定されます。このオブジェクトが読まれる場合,長さ0の文字列が返されます。デフォルト値=''H。
[実装]""固定。ただし,Read_Onlyです。● 17 usmUserPrivProtocol
{usmUserEntry 8}R/NW [規格] usmUserEngineIDによって示されるSNMPエンジンのプライバシープロトコルが使用。デフォルト値=usmNoPrivProtocol。
[実装]規格に同じ。ただし,Read_Onlyです。● 18 usmUserPrivKeyChange
{usmUserEntry 9}R/NW [規格]usmUserEngineIDによって示される暗号キーを生成するオブジェクト。要求元のusmUserNameが本エントリのusmUserNameと異なる場合に設定されます。このオブジェクトが読まれる場合,長さ0の文字列が返されます。デフォルト値=''H。
[実装]""固定。ただし,Read_Onlyです。● 19 usmUserOwnPrivKeyChange
{usmUserEntry 10}R/NW [規格]usmUserEngineIDによって示される暗号キーを生成するオブジェクト。要求元のusmUserNameが本エントリのusmUserNameと等しい場合に設定されます。このオブジェクトが読まれる場合,長さ0の文字列が返されます。デフォルト値=''H。
[実装]""固定。ただし,Read_Onlyです。● 20 usmUserPublic
{usmUserEntry 11}R/NW [規格]ユーザの認証キー,暗号キーを変更する処理で生成される値。後でキーの変更が有効であったか判定するために利用できます。デフォルト値=''H。
[実装]""固定。ただし,Read_Onlyです。● 21 usmUserStorageType
{usmUserEntry 12}R/NW [規格]本エントリの保存形式。
[実装]readOnly(5)固定。ただし,Read_Onlyです。● 22 usmUserStatus
{usmUserEntry 13}R/NW [規格]本エントリの状態。
[実装]active(1)固定。ただし,Read_Onlyです。●※
- 注
- R/NWは,規格ドキュメント上のMIBアクセスがRead_Write,Read_Createですが本装置ではRead_Onlyとなっていることを示します。規格ドキュメント上のMIBアクセスがRead_CreateのMIBはRowStatusを使用してエントリの追加は行えますが,エントリ追加後にRead_Onlyとなります。
- 注※
- SYNTAXがRowStatusのためエントリの追加/削除は行えません。
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