MIBレファレンス

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2.26.4 snmpNotificationMIBグループ(SNMP-NOTIFICATION-MIB)

snmpNotificationMIBグループの関連ドキュメントを次に示します。

<この項の構成>
(1) 識別子
(2) 実装仕様

(1) 識別子

 
snmpNotificationMIB     MODULE-IDENTITY  ::= {snmpModules 13}
 
snmpNotifyObjects       OBJECT IDENTIFIER ::= {snmpNotificationMIB 1}
オブジェクトID値 1.3.6.1.6.3.13.1
 

(2) 実装仕様

snmpNotificationMIBグループの実装仕様を次の表に示します。

表2-111 snmpNotificationMIBグループの実装仕様

項番 オブジェクト識別子 アク
セス
実装仕様 実装
有無
1 snmpNotifyTable
{snmpNotifyObjects 1}
NA [規格]Notificationを受信する管理対象および,選択された管理対象に対して送られるNotificationの型を特定するテーブル。
[実装]規格に同じ。
2 snmpNotifyEntry
{snmpNotifyTable 1}
NA [規格]Notificationを受信する管理対象群および,選択された管理対象に対して送られるNotificationの型を特定するエントリ。
INDEX { IMPLIED snmpNotifyName }
[実装]規格に同じ。
3 snmpNotifyName
{snmpNotifyEntry 1}
NA [規格]snmpNotifyEntryの名前。
[実装]"TRAP"固定。
4 snmpNotifyTag
{snmpNotifyEntry 2}
R/NW [規格]snmpTargetAddrTableのエントリを特定するためのタグ値。デフォルト値=""
[実装]"TRAP"固定。ただし,Read_Onlyです。
5 snmpNotifyType
{snmpNotifyEntry 3}
R/NW [規格]Notificationの型。デフォルト値=trap(1)。
{ trap(1),
inform(2) }
[実装]trap(1)固定。ただし,Read_Onlyです。
6 snmpNotifyStorageType
{snmpNotifyEntry 4}
R/NW [規格]本エントリの保存形式。デフォルト値=nonVolatile。
[実装]readOnly(5)固定。ただし,Read_Onlyです。
7 snmpNotifyRowStatus
{snmpNotifyEntry 5}
R/NW [規格]本エントリの状態。
[実装]active(1)固定。ただし,Read_Onlyです。
8 snmpNotifyFilterProfileTable
{snmpNotifyObjects 2}
NA [規格]Notificationフィルタ定義を特定の対象パラメータに結びつけるテーブル。
[実装]規格に同じ。
9 snmpNotifyFilterProfileEntry
{snmpNotifyFilterProfileTable 1}
NA [規格]Notificationを生成するときに使用するフィルタ定義エントリ。
INDEX { IMPLIED snmpTargetParamsName }
[実装]規格に同じ。
10 snmpNotifyFilterProfileName
{snmpNotifyFilterProfileEntry 1}
R/C [規格]フィルタ定義の名前。snmpTargetParamsTableと関連付けられます。
[実装]規格に同じ。コンフィグレーションコマンドsnmp-notifyのnotify-filterパラメータの<Filter Name>に対応します。
11 snmpNotifyFilterProfileStorageType
{snmpNotifyFilterProfileEntry 2}
R/NW [規格]本エントリの保存形式。デフォルト値=nonVolatile。
[実装]コンフィグレーションに保存されている場合はnonVolatile(3),コンフィグレーションに保存されてない場合はVolatile(2)。ただし,Read_Onlyです。
12 snmpNotifyFilterProfileRowStatus
{snmpNotifyFilterProfileEntry 3}
R/C [規格]本エントリの状態。新たにエントリを追加した場合,snmpNotifyFilterProfileNameが設定されるまでnotReady(3)が設定されます。
[実装]規格に同じ。ただし,本オブジェクトがactive(1)の場合,本エントリは対応するコンフィグレーションコマンドsnmp-notifyのnotify-filterパラメータに保存されます。また,本オブジェクトがactive(1)以外に設定された場合,本エントリに対応するコンフィグレーションコマンドsnmp-notifyのnotify-filterパラメータが削除されます。本テーブルで設定可能な最大エントリ数は50エントリです。また,コンフィグレーションコマンドsnmp-notifyでnotify-filterパラメータが追加された際に50エントリを超える場合,snmpNotifyFilterProfileRowStatusがnotReady(3)またはnotInService(2)のエントリのうち,辞書順で先頭のインデックスを持つエントリが削除されます。
13 snmpNotifyFilterTable
{snmpNotifyObjects 3}
NA [規格] 管理対象がNotificationを受信するか決めるために使用するフィルター定義のテーブル。
[実装]規格に同じ。
14 snmpNotifyFilterEntry
{snmpNotifyFilterTable 1}
NA [規格]管理対象がNotificationを受信するか決めるために使用するフィルター定義のエントリ。
INDEX { snmpNotifyFilterProfileName,
IMPLIED snmpNotifyFilterSubtree }
[実装]規格に同じ。
15 snmpNotifyFilterSubtree
{snmpNotifyFilterEntry 1}
NA [規格]snmpNotifyFilterMaskの対応するインスタンスに組み合わされるとき,フィルター定義に含む,もしくは除外するサブツリーファミリを定義するMIBサブツリー。
[実装]規格に同じ。
16 snmpNotifyFilterMask
{snmpNotifyFilterEntry 2}
R/C [規格]snmpNotifyFilterSubtreeの対応するインスタンスに組み合わされる,フィルター定義に含む,もしくは除外するサブツリーファミリを定義するビットマスク。
'1':正確に合致する。
'0':ワイルドキャラ。
もし,このオブジェクトの長さが0であれば,この拡張規則は,すべて1でパディングになり,フィルターサブツリーファミリはsnmpNotifyFilterSubtreeの対応インスタンスによりユニークに特定されるサブツリーになります。デフォルト値=''H。
[実装]規格に同じ。snmpNotifyFilterRowStatusがactive(1)の場合に32ビットに満たないと'1'で32ビットに拡張されます。また,デフォルトはすべて'1'として扱われます。コンフィグレーションコマンドsnmp-notify-filterのmaskパラメータの<Mask>に対応します。
17 snmpNotifyFilterType
{snmpNotifyFilterEntry 3}
R/C [規格]このオブジェクトは本エントリで定義されるフィルターサブツリーファミリがフィルタに含まれる,もしくは除外されるか示します。デフォルト値=included。
{ included(1)
excluded(2) }
[実装]規格に同じ。コンフィグレーションコマンドsnmp-notify-filterの{include | exclude}の選択に対応します。
18 snmpNotifyFilterStorageType
{snmpNotifyFilterEntry 4}
R/NW [規格]本エントリの保存形式。デフォルト=nonVolatile。
[実装]コンフィグレーションに保存されている場合はnonVolatile(3),コンフィグレーションに保存されてない場合はVolatile(2)。ただし,Read_Onlyです。
19 snmpNotifyFilterRowStatus
{snmpNotifyFilterEntry 5}
R/C [規格]本エントリの状態。
[実装]規格に同じ。本オブジェクトがactive(1)の場合,本エントリはコンフィグレーションコマンドsnmp-notify-filterに保存されます。また,本オブジェクトがactive(1)以外に設定された場合,本エントリはコンフィグレーションコマンドsnmp-notify-filterから削除されます。本テーブルで設定可能な最大エントリ数は500エントリ,同一のsnmpNotifyFilterProfileNameを持つエントリの最大エントリ数は30エントリです。また,コンフィグレーションコマンドsnmp-notify-filterが追加された際にこの最大エントリ数を超える場合,snmpNotifyFilterRowStatusがnotReady(3)またはnotInService(2)のエントリのうち,辞書順で先頭のインデックスを持つエントリが削除されます。

注1 
R/NWは,規格ドキュメント上のMIBアクセスがRead_Write,Read_Createですが本装置ではRead_Onlyとなっていることを示します。規格ドキュメント上のMIBアクセスがRead_CreateのMIBはRowStatusを使用してエントリの追加は行えますが,エントリ追加後にRead_Onlyとなります。

注2 
R/Cは,規格ドキュメント上のMIB アクセスがRead_Createであることを示します。

注※
SYNTAXがRowStatusのためエントリの追加/削除は行えません。

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