MIBレファレンス

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2.14.2 History Controlグループ

次に示すHistory Controlグループについて説明します。

<この項の構成>
(1) 識別子
(2) 実装仕様

(1) 識別子

 
rmon OBJECT IDENTIFIER ::= {mib-2 16}
 
history OBJECT IDENTIFIER ::= {rmon 2}
オブジェクトID値 1.3.6.1.2.1.16.2
 
historyControlTable OBJECT IDENTIFIER ::= {history 1}
オブジェクトID値 1.3.6.1.2.1.16.2.1

(2) 実装仕様

History Controlグループの実装仕様を次の表に示します。

表2-54  History Control グループの実装仕様

項番 オブジェクト識別子 アク
セス
実装仕様 実装
有無
1 historyControlTable
{history 1}
NA [規格]イーサネットの統計情報の来歴制御テーブル。
[実装]規格に同じ。
2 historyControlEntry
{historyControlTable 1}
NA [規格]イーサネットの統計情報の来歴制御テーブルのリスト。
INDEX {historyControlIndex}
[実装]規格に同じ。ただし,最大32エントリまで。
3 historyControlIndex
{historyControlEntry 1}
R/O [規格]特定のhistoryControlエントリを示すIndex値。値の範囲は1〜65535。
[実装]規格に同じ。
4 historyControlDataSource
{historyControlEntry 2}※1
R/W [規格]この情報のインタフェースのオブジェクトIDを示します。このオブジェクト・インスタンスはMIB-IIのinterfacesグループのifIndex。
[実装]規格に同じ。
5 historyControlBucketsRequested
{historyControlEntry 3}※1
R/W [規格]etherHistoryTableに記憶するデータ数の要求数(デフォルト値50)。値の範囲は1〜65535。
[実装]規格に同じ。
6 historyControlBucketsGranted
{historyControlEntry 4}
R/O [規格]etherHistoryTableに記憶するデータの認可数。値の範囲は1〜65535。
[実装]historyControlBucketsRequestedと同じ値。ただし,historyControlBucketsRequestedが50以上なら50固定となります。
7 historyControlInterval
{historyControlEntry 5}※1
R/W [規格]etherHistoryTableに記憶するデータのサンプリング間隔。[単位:秒]
値の範囲は,1〜3600(デフォルト値1800)。
[実装]規格に同じ。
8 historyControlOwner
{historyControlEntry 6}※1
R/W [規格]エントリを構成する実態およびリソースを割り当てるオーナー。
[実装]24文字以内の文字列を読み書きできます。
9 historyControlStatus
{historyControlEntry 7}
R/W [規格]エントリの状態を示します。
{valid(1),
createRequest(2),
underCreation(3),
invalid(4)}
[実装]このエントリに追加するときは,まず,createRequest(2)をSetします。エントリ内のMIBにSetを行い,最後にvalid(1)をSetします。
削除するときはinvalid(4)をSetします。createRequest(2)をSetしたあとでGetするとunderCreation(3)を応答し,valid(1)をSetしたあとでGetするとvalid(1)を応答します。
すでにエントリがある場合は,いったんinvalid(4)をSetしてエントリを削除してから追加してください。※2
  • valid(1):historyControlDataSourceで取得できるinterfaceの統計情報が取得でき,historyControlIntervalの間にサンプリングできます。
  • invalid(4):該当interfaceのコンフィグレーションのIP情報がなかったり,該当NIFがclose状態であるときなど,interfaceの統計情報が取得できません。また,historyIntervalの間にサンプリングできません。

注※1 コンフィグレーションコマンドでも定義できます。「コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2 history-control(RMONイーサネットヒストリグループの制御情報の設定)」を参照してください。

注※2 コンフィグレーションコマンドで設定したヒストリグループを,SNMPマネージャからSetで無効にし,再び有効にする場合は,コンフィグレーションコマンドで設定したhistory設定を削除してから再設定してください。


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