MIBレファレンス
次に示すHistory Controlグループについて説明します。
- 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T
- 1000BASE-X
- 10GBASE-R【AX7800S】
- 10GBASE-W【AX7800S】
- <この項の構成>
- (1) 識別子
- (2) 実装仕様
(1) 識別子
rmon OBJECT IDENTIFIER ::= {mib-2 16} history OBJECT IDENTIFIER ::= {rmon 2} オブジェクトID値 1.3.6.1.2.1.16.2 historyControlTable OBJECT IDENTIFIER ::= {history 1} オブジェクトID値 1.3.6.1.2.1.16.2.1
(2) 実装仕様
History Controlグループの実装仕様を次の表に示します。
表2-54 History Control グループの実装仕様
項番 オブジェクト識別子 アク
セス実装仕様 実装
有無1 historyControlTable
{history 1}NA [規格]イーサネットの統計情報の来歴制御テーブル。
[実装]規格に同じ。● 2 historyControlEntry
{historyControlTable 1}NA [規格]イーサネットの統計情報の来歴制御テーブルのリスト。
INDEX {historyControlIndex}
[実装]規格に同じ。ただし,最大32エントリまで。● 3 historyControlIndex
{historyControlEntry 1}R/O [規格]特定のhistoryControlエントリを示すIndex値。値の範囲は1〜65535。
[実装]規格に同じ。● 4 historyControlDataSource
{historyControlEntry 2}※1R/W [規格]この情報のインタフェースのオブジェクトIDを示します。このオブジェクト・インスタンスはMIB-IIのinterfacesグループのifIndex。
[実装]規格に同じ。● 5 historyControlBucketsRequested
{historyControlEntry 3}※1R/W [規格]etherHistoryTableに記憶するデータ数の要求数(デフォルト値50)。値の範囲は1〜65535。
[実装]規格に同じ。● 6 historyControlBucketsGranted
{historyControlEntry 4}R/O [規格]etherHistoryTableに記憶するデータの認可数。値の範囲は1〜65535。
[実装]historyControlBucketsRequestedと同じ値。ただし,historyControlBucketsRequestedが50以上なら50固定となります。● 7 historyControlInterval
{historyControlEntry 5}※1R/W [規格]etherHistoryTableに記憶するデータのサンプリング間隔。[単位:秒]
値の範囲は,1〜3600(デフォルト値1800)。
[実装]規格に同じ。● 8 historyControlOwner
{historyControlEntry 6}※1R/W [規格]エントリを構成する実態およびリソースを割り当てるオーナー。
[実装]24文字以内の文字列を読み書きできます。● 9 historyControlStatus
{historyControlEntry 7}R/W [規格]エントリの状態を示します。
{valid(1),
createRequest(2),
underCreation(3),
invalid(4)}
[実装]このエントリに追加するときは,まず,createRequest(2)をSetします。エントリ内のMIBにSetを行い,最後にvalid(1)をSetします。
削除するときはinvalid(4)をSetします。createRequest(2)をSetしたあとでGetするとunderCreation(3)を応答し,valid(1)をSetしたあとでGetするとvalid(1)を応答します。
すでにエントリがある場合は,いったんinvalid(4)をSetしてエントリを削除してから追加してください。※2
- valid(1):historyControlDataSourceで取得できるinterfaceの統計情報が取得でき,historyControlIntervalの間にサンプリングできます。
- invalid(4):該当interfaceのコンフィグレーションのIP情報がなかったり,該当NIFがclose状態であるときなど,interfaceの統計情報が取得できません。また,historyIntervalの間にサンプリングできません。
● 注※1 コンフィグレーションコマンドでも定義できます。「コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2 history-control(RMONイーサネットヒストリグループの制御情報の設定)」を参照してください。
注※2 コンフィグレーションコマンドで設定したヒストリグループを,SNMPマネージャからSetで無効にし,再び有効にする場合は,コンフィグレーションコマンドで設定したhistory設定を削除してから再設定してください。
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