運用コマンドレファレンス Vol.1
[機能]
PSUボードを一時的に運用状態から閉塞状態に設定します。これによってPSUボードを電源ON時にボード交換できます。
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[入力形式]
close [-f] psu <PSU No.>
[パラメータ]
- -f
- 本パラメータを指定した場合,確認メッセージなしでコマンドを実行します。
- psu <PSU No.>
- 閉塞状態にするPSU番号を指定します。指定できるPSU番号の値の範囲は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
[実行例]
- PSU 0を閉塞状態にします。
close psu 0- 確認メッセージが表示されます。
ここで’y’を入力するとPSU 0が閉塞状態になります。
close psu 0 OK? (y/n):
[ユーザ通信への影響]
あり
[応答メッセージ]
表11-1 close psuコマンドのメッセージ一覧
メッセージ 内容・対策 Illegal PSU -- <PSU No.>. PSU番号が範囲外です。<PSU No.> PSU番号 PSU <PSU No.>:administratively closed. 指定PSUをクローズしました。<PSU No.> PSU番号 PSU <PSU No.> is disconnected. 指定PSUは実装されていません。<PSU No.> PSU番号 PSU <PSU No.> is already closed. 指定PSUはclose状態です。<PSU No.> PSU番号 PSU <PSU No.> is locked. 指定PSUがLOCK状態です。<PSU No.> PSU番号 Can't execute. コマンドを実行できません。
[注意事項]
- 本コマンドを使用してもコンフィグレーションは変更されません。
- 本コマンド実行後に装置を再起動した場合,閉塞状態は解除されます。
- 本コマンドで閉塞状態にしたPSUボードを運用状態に戻す場合はfree psuコマンド(「free psu【AX7800S】」参照)を使用します。
また電源ON時のボード交換後に運用を再開する場合にもfree psuコマンドを使用します。
- PSUを閉塞状態にすると,そのPSUに実装しているNIFやLineも閉塞状態になります。
- PSUのclose/freeを行う場合は,必ずそれぞれ1分以上の時間を空けてください。
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