運用ガイド
- <この項の構成>
- (1) コンフィグレーションの確認
- (2) インタフェース情報の確認
- (3) コレクタ装置との通信の確認
(1) コンフィグレーションの確認
以下の観点で,運用中のコンフィグレーションを確認してください。
- sFlow統計の「フロー統計スイッチ」が”no”であると,ほかのインタフェース情報が正しく設定されていてもsFlow統計は取らないので注意してください。
図8-11 コンフィグレーション表示例1
- コンフィグレーションの中にsFlowパケットの送信先であるコレクタ装置のIPアドレスとUDPポート番号が正しく設定されていることを確認してください。
図8-12 コンフィグレーション表示例2
- サンプリング間隔の設定がされていることを確認してください。サンプリング間隔が設定されていないとデフォルト値(536870912)の大きな値で動作するため,フローサンプルがコレクタ装置にほとんど送信されません。適切なサンプリング間隔を設定してください。推奨値より極端に小さな値を設定した場合,ソフトウェア処理性能に影響がでてくる可能性があります。
図8-13 コンフィグレーション表示例3
- 同一のPSU(AX5400SではBSU)内で大きな値のサンプリング間隔が設定されていないことを確認してください。PSU(AX5400SではBSU)内で一番大きな値をPSU(AX5400SではBSU)内すべてのポートのサンプリング間隔として使用するため,一部のサンプリング間隔が大きいとフローサンプルがコレクタ装置に期待どおりに送信されません。
図8-14 コンフィグレーション表示例4
図8-15 運用コマンド情報表示例1
- フロー統計を行いたい物理ポートに対しforward-off設定が行われていないことを確認してください。
図8-16 コンフィグレーション表示例5
(2) インタフェース情報の確認
sFlow統計で使用する本装置のインタフェース状態を,show interfaceコマンドを実行することにより,監視する物理ポートのup/down状態が”active up”(正常動作中)であることを確認してください。
図8-17 インタフェース状態表示例
> show interface nif 0 line 0 2003/04/02 12:00:00 NIF0: active 1-port 1000BASE-SX retry:2 Average:700/2000Mbps Peak:750Mbps at 10:10:12 Line0:active up 1000BASE-SX full 00:12:E2:45:0a:01 Protocol:up IP address:10.0.0.2 Broadcast IP address:10.0.0.255 (以下省略) >インタフェースがDOWN状態の場合は,「8.6.1 通信ができない,または切断されている」を参照してください。
(3) コレクタ装置との通信の確認
sFlow統計で使用するコレクタ装置との通信が確立されているか,コマンドラインからpingコマンドを実行することにより確認してください。
図8-18 コレクタ装置との通信確立確認例
> ping 192.1.1.1 pinging 192.1.1.1 with 32 bytes of data: reply from 192.1.1.1: bytes=32 time<10ms TTL=128 reply from 192.1.1.1: bytes=32 time<10ms TTL=128 reply from 192.1.1.1: bytes=32 time<10ms TTL=128 reply from 192.1.1.1: bytes=32 time<10ms TTL=128 Ping statistics for 192.1.1.1: Packet: Sent = 4, Received = 4,Lost = 0 (0% loss), Approximate round trip times in milli-seconds: Minimum = 0ms, Maximum = 0ms, Average = 0ms >
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