運用ガイド
本装置が取得した経路情報の表示に,BGP4+の経路情報が存在しない場合は,次の表に示す障害解析方法に従って原因の切り分けを行ってください。
表8-34 BGP4+の障害解析方法
項番 確認内容・コマンド 対応 1 BGP4+のピア状態を確認します。
show ipv6 bgp neighborピア状態がEstablished以外の場合は項番2へ。 ピア状態がEstablishedの場合は項番3へ。 2 コンフィグレーションでBGP4+の定義が正しいか確認してください。 コンフィグレーションが正しい場合は項番3へ。 コンフィグレーションが正しくない場合はコンフィグレーションを修正してください。 3 BGP4+経路を学習しているか確認してください。
show ipv6 bgp received-routes経路が存在しない場合には項番4へ。 経路が存在する場合は障害情報を収集してください。
dump protocols unicast all※4 コンフィグレーションでフィルタリングしていないか確認してください。 コンフィグレーションが正しい場合は項番5へ。 コンフィグレーションが正しくない場合はコンフィグレーションを修正してください。 5 隣接ルータがBGP4+経路を広告しているか確認してください。 広告している場合は該当ルータで障害情報を収集してください。
dump protocols unicast all※広告していない場合は隣接ルータを確認してください。
- 注※ 障害情報収集コマンドを実行すると,次に示すエリアにファイルが作成されます。
- 格納エリア:/primaryMC/var/rtm
- ファイル名:rt_traceとrt_dump.gz
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