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8.4.1 イーサネット回線の接続ができない

通信障害の原因がイーサネット回線にあると考えられる場合は,NIF,Lineの各状態を以下に従い確認してください。

<この項の構成>
(1) NIFの状態確認
(2) Lineの状態確認

(1) NIFの状態確認

show interfacesコマンドによりNIF状態を確認してください。次の表にNIF状態に対する対応を示します。

表8-8 NIF状態の確認および対応

項番 NIF状態 原因 対応
1 active 当該NIFは正常に動作中です。 表8-9 Line状態の確認および対応」によりLineの状態を確認してください。
2 mismatch 実装されているNIFとLineコンフィグレーションが不一致です。 実装しているNIFが間違っていないか,またはLineのコンフィグレーションが間違っていないか確認してください。
3 closed closeコマンドにより当該NIFが閉塞されています。 使用するNIFボードが実装され,本ソフトウェアバージョンでサポートされていることを確認の上,freeコマンドにより当該NIFを運用状態にしてください。
4 fault 当該NIFが障害となっています。 show loggingコマンドにより表示される当該Lineのログより,「メッセージ・ログレファレンス 3. 装置関連の障害およびイベント情報」の該当個所を参照し,記載されている[対応]に従って対応してください。
5 initialize 当該NIFが障害検出後の再起動中です。 同上
6 locked コンフィグレーションにより当該NIFが閉塞されています。 使用するNIFボードが実装されていることを確認の上,コンフィグレーションを設定して当該NIFを運用状態にしてください。

(2) Lineの状態確認

show interfacesコマンドによりLine状態を確認してください。次の表にLine状態に対する対応を示します。

表8-9 Line状態の確認および対応

項番 Line状態 原因 対応
1 active up 当該回線は正常に動作中です。 なし
2 active down 当該Lineに回線障害が発生しています。 show loggingコマンドにより表示される当該Lineのログより,「メッセージ・ログレファレンス 3. 装置関連の障害およびイベント情報」の該当個所を参照し,記載されている[対応]に従って対応してください。
3 closed closeコマンドにより当該回線が閉塞されています。 使用する回線にケーブルが接続されていることを確認の上,freeコマンドにより当該Lineを運用状態にしてください。
4 test test interfacesコマンドにより,当該回線は回線テスト中です。 通信を再開する場合は,no test interfacesコマンドにより回線テストを停止してください。
5 fault 当該回線の回線部分のハードウェアが障害となっています。 show loggingコマンドにより表示される当該回線のログより,「メッセージ・ログレファレンス 3. 装置関連の障害およびイベント情報」の該当個所を参照し,記載されている[対応]に従って対応してください。
6 initialize 当該回線が障害検出後の再起動中です。 同上
7 locked コンフィグレーションにより当該回線が閉塞されています。 使用する回線にケーブルが接続されていることを確認の上,コンフィグレーションを設定して当該回線を運用状態にしてください。

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