運用ガイド
装置内で故障が発生した場合および装置内で故障が発生中に<Main Menu>から”Alarm”が選択された場合,故障部位または機能の切り分けを行うためにシステム操作パネルに障害表示を行います。BCUボード上のALARM LEDが点灯している場合は,装置障害が発生していることを示す障害表示を行います。また,ERROR LEDが点灯している場合は,装置の部分障害が発生していることを示す障害表示を行います。
障害表示は,エラーレベルE9,E8,E7,E6,E5の障害に対して行われ,エラーレベルの高い障害が優先的に表示されます。障害個所が修復されると,障害表示は自動的に消えます。
- <この節の構成>
- (1) 障害表示の表示
- (2) 障害表示中のメニューの表示
- (3) 他の情報表示との関係
- (4) 多重障害時の障害表示
(1) 障害表示の表示
障害が発生すると,エラーレベルとともにイベント発生部位とメッセージIDがバックライトを点滅させながら表示されます。ENTRキーを押下すると,インタフェース識別子とその障害のメッセージテキストがバックライト点灯で表示されます。再度,ENTRキーを押下すると,<Main Menu>が表示されます。メッセージテキストは,画面左側に移動しながら繰り返し表示されます。
図4-13 障害表示の表示例(NIF でハードウェア障害を検出した例)
(2) 障害表示中のメニューの表示
障害表示中,動作の指示を行うために<Main Menu>を表示するには,メッセージID表示の場合はENTRキーを2回,メッセージテキスト表示の場合はENTRキーを1回押下します。
次の場合,メニュー表示から障害表示へ戻ります。
- 動作の指示以外の状態で,今まで表示していたエラーレベルよりも高い障害が発生した場合
- <Main Menu>で10秒間経った状態で,障害状態が解除されていない場合
- <Main Menu>から”Alarm”が選択された場合
(3) 他の情報表示との関係
他の情報表示を行っている場合でも障害表示が優先して表示されます。ただし,動作の指示を行っている場合は,障害表示は行われません。動作の指示が終了した後,障害表示が行われます。
(4) 多重障害時の障害表示
多重障害が発生している場合は,エラーレベルを囲む括弧が【 】で表示されます。多重障害時には,FWRDキーまたはBACKキーを押下するごとに,表示モードを維持しながら他の障害表示を順次行います。例えば,メッセージID表示をしている場合は他のメッセージID表示を行い,メッセージテキスト表示をしている場合は他のメッセージテキスト表示を行います。表示中の障害表示が発生している障害の中でエラーレベルが最上位のものでない場合は,表示してから30秒後にエラーレベルが最上位の障害表示に戻ります。
図4-14 多重障害時の障害表示
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