運用ガイド
本装置でコンフィグレーションの変更を実施したり,または装置の状態を参照したりする場合,適切なコマンド入力モードに遷移し,コンフィグレーションコマンドや運用コマンドを入力する必要があります。
コマンド入力モードとモード移行コマンドの関係を次の図に示します。
図3-3 コマンド入力モードとモード移行コマンド
表3-1 コマンド入力モードとプロンプトの対応
コマンド入力モード 実行可能なコマンド プロンプト 一般ユーザモード 運用コマンド(configure,adduserコマンドなど,一部のコマンドは装置管理者モードで実行可能です。) > 装置管理者モード 運用コマンド # コンフィグレーションモード※ コンフィグレーションコマンド (config)#
- 注※
- コンフィグレーションモードで運用コマンドを実行したい場合,quitコマンドやexitコマンドによってコマンド入力モードを装置管理者モードに切り替えなくても,運用コマンドの先頭に「$」を付けた形式で入力することで実行できます。
- <例>
- コンフィグレーションモードでshow ip arpコマンドを実行する場合
- (config)# $show ip arp
また,CLIプロンプトとして,次に示す場合でも,その状態を意味する文字がプロンプトの先頭に表示されます。
- コンフィグレーションコマンドsystemのnameパラメータで本装置のホスト名称を設定している場合,プロンプトに反映されます。
- ランニングコンフィグレーションを編集し,その内容をスタートアップコンフィグレーションに保存していない場合,プロンプトの先頭に”!”が付きます。
- IPv4ルーティングプロトコル情報,IPv6ルーティングプロトコル情報を編集し,コンフィグレーションコマンドapplyでその内容をランニングコンフィグレーションに反映していない場合は,プロンプトの先頭に”! !”が付きます。
1.〜3.の表示例を次の図に示します。
図3-4 プロンプト表示例
> enable # configure (config)# system name "System name" !System name(config)# save System name(config)# static 192.168.201.0 masklen 24 gateway 172.16.178.2 !!System name(config)# apply !System name(config)# save System name(config)# quit System name# quit System name>
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