コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1

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defaults(ospfモード)【OP-OSPF(AX5400S)】

[入力モード]

ospfモード

[入力形式]

デフォルト情報の設定・変更
defaults
 >>移行モード:ospf defaults

デフォルト情報の削除
delete defaults

[サブコマンド入力形式]

デフォルト情報の設定・変更
preference <Preference>
intra-area-preference <Preference>
inter-area-preference <Preference>
type { 1 | 2 }
cost <Cost>
tag <Tag>
inherit-metric
suppress-forwarding-address

デフォルト情報の削除
delete preference
delete intra-area-preference
delete inter-area-preference
delete type
delete cost
delete tag
delete inherit-metric
delete suppress-forwarding-address

[モード階層]

ospf
 ├─ ospf defaults
 ├─ ospf backbone
 │    ├─ ospf backbone interface
 │    ├─ ospf backbone network
 │    └─ ospf backbone virtuallink
 └─ ospf area
       ├─ ospf area interface
       ├─ ospf area network
       └─ ospf area virtuallink

[パラメータ]

なし

[サブコマンド]

preference <Preference>
AS外経路のプレファレンス値を指定します。importコマンドで指定するプレファレンス値が本サブコマンドより優先します。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    初期値は150です。
  2. 値の設定範囲
    <Preference>に2〜255(10進数)を指定します。2は最高の優先度,255は最低の優先度を示します。

intra-area-preference <Preference>
エリア内経路のプレファレンス値を指定します。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    初期値は10です。
  2. 値の設定範囲
    <Preference>に2〜255(10進数)を指定します。2は最高の優先度,255は最低の優先度を示します。

inter-area-preference <Preference>
エリア間経路のプレファレンス値を指定します。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    初期値は10です。
  2. 値の設定範囲
    <Preference>に2〜255(10進数)を指定します。2は最高の優先度,255は最低の優先度を示します。

cost <Cost>
AS外経路のコスト(メトリック)値を指定します。exportコマンドで指定するメトリック値が本サブコマンドより優先します。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    初期値は1です。
  2. 値の設定範囲
    <Cost>に0〜65535(10進数)を指定します。

tag <Tag>
AS外経路のタグ値を指定します。デフォルト値は0です。exportコマンドで指定するタグ値が本サブコマンドより優先します。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    初期値は0です。
  2. 値の設定範囲
    <Tag>に0〜4294967295(10進数)を指定します。

type { 1 | 2 }
AS外経路のタイプを指定します。exportコマンドで指定するタイプ値が本サブコマンドより優先します。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    初期値は2です。
  2. 値の設定範囲
    1または2を指定します。

inherit-metric
他のルーティングプロトコルの経路情報をAS外経路として取り込む際,メトリック値を引き継ぐことを指定します。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    省略時はメトリックを引き継ぎません。
  2. 値の設定範囲
    なし

suppress-forwarding-address
AS外経路のフォワーディングアドレスに,転送先として使用するアドレスを設定しないことを指定します。この際,フォワーディングアドレスに0.0.0.0を設定します。本サブコマンドは,AS境界ルータでだけ有効です。AS境界ルータでない場合,本サブコマンドは無効です。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    AS外経路のフォワーディングアドレスに,転送先として使用するアドレスを設定します。ただし,導入元経路のネクストホップがOSPFで解決できない場合,AS外経路のフォワーディングアドレスに,0.0.0.0を設定します。
  2. 値の設定範囲
    なし

[入力例]

「ospf」の[入力例]を参照してください。

[注意事項]

  1. system config_update autoが定義されていない時に本コマンドを使用しコンフィグレーションの変更を行った場合は,applyコマンドを投入してください。

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