コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1

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vlan-mac-prefix(VLANごとMACアドレス情報)

VLANごとMACアドレスのプレフィックスを設定します。

[入力モード]

グローバルコンフィグモード

[入力形式]

情報の設定・変更
vlan-mac-prefix <MAC>/<Mask>

情報の削除
delete vlan-mac-prefix

情報の表示
show vlan-mac-prefix

[サブコマンド入力形式]

なし

[モード階層]

なし

[パラメータ]

<MAC>/<Mask>
VLANごとに使用するMACアドレスを設定します。本コマンドで指定した<MAC>/<Mask>を基準に,VLANごとに自動的に付けた番号を下位ビット部に配置してMACアドレスを生成します。

<MAC>:
MACアドレスのプレフィックスを指定します。

<Mask>:
<MAC>から使用する上位ビット(マスク長)を指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    なし(省略不可)
  2. 値の設定範囲
    Mask:8〜34
  3. 本パラメータ使用時の注意事項
    マルチキャストMACアドレスは設定できません。
    注※ 先頭バイトの最下位ビットが1のアドレス。

[サブコマンド]

なし

[入力例]

  1. 情報の設定
    VLANごとMACアドレスのプレフィックスを作成し,VLAN 30を作成します。VLAN30に対してNIF番号3/Line番号1からLine番号3をUntaggedポートとして定義し,NIF番号3/Line番号5をTaggedポートとして定義します。VLAN30はVLANごとMACアドレスを使用することを定義します。
     
    (config)# vlan-mac-prefix 00:12:E2:13:00:00/34
    (config)# vlan 30
    [vlan 30]
    (config)# untagged-port 3/1-3
    [vlan 30] 
    (config)# tagged-port 3/5
    [vlan 30] 
    (config)# vlan-mac
    [vlan 30] 
    (config)# exit
    (config)# 
     
  2. 情報の変更
    VLANごとMACアドレスのプレフィックスを変更します。
     
    (config)# vlan-mac-prefix 00:12:E2:13:40:00/34
    (config)# 
     
  3. 情報の全表示
    設定内容を表示します。
     
    (config)# show vlan-mac-prefix
    vlan-mac-prefix 00:12:E2:13:40:00/34
    (config)# 
     
  4. 情報の全削除
    定義済みVLANごとMACアドレスを削除します。
     
    (config)# delete vlan-mac-prefix
    Are you sure? (y/n): y
    (config)# 
     

[関連コマンド]

vlan(VLAN情報)

[注意事項]

  1. 本コマンドで設定するVLANごとMACアドレスは,本装置がレイヤ3中継(自発・自宛を含む)を行う場合に使用します。そのため,運用中に値を変更すると,隣接するレイヤ3装置(ルータ,レイヤ3スイッチ,端末)がARPプロトコルで学習したMACアドレスと,本装置のVLANごとMACアドレスが不一致となり,一時的に通信ができなくなる場合があります。

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