コンフィグレーションガイド
- <この項の構成>
- (1) 設定内容の概要
- (2) 構成図と設定条件
- (3) 本装置のコンフィグレーション例
(1) 設定内容の概要
DHCP/BOOTPリレーエージェント情報オプション(Option82)を有効に設定する例を示します。
(2) 構成図と設定条件
- [構成図]
図8-20 構成図
- [設定条件]
- 本装置の装置MACアドレスは00:11:22:33:44:55とする。
- DHCP/BOOTPクライアントA,Bはイーサネット,またはギガビット・イーサネットにて接続されていること。
- DHCP/BOOTPクライアントAが接続されているインタフェースのIPアドレスを170.2.2.1とする。
- DHCP/BOOTPクライアントAが接続されているのはNIF番号0,Line番号1でVLAN IDは10とする。
- DHCP/BOOTPクライアントBが接続されているインタフェースのIPアドレスを170.3.3.1とする。
- DHCP/BOOTPクライアントBが接続されているのはNIF番号0,Line番号2でVLAN IDは11とする。
- DHCP/BOOTPサーバ のIPアドレスを170.1.1.10とする。
- DHCP/BOOTPクライアントAはDHCP/BOOTPサーバへ中継する。
- DHCP/BOOTPクライアントBはDHCP/BOOTPサーバへ中継する。
- DHCPサーバではリモートID「E00B000A000001001122334455」にIPアドレス「170.2.2.100」を,リモートID「E00B000B000002001122334455」にIPアドレス「170.3.3.200」を割り当てることとする。
(3) 本装置のコンフィグレーション例
- [コマンドによる設定]
- <本装置A>
1 (config)# local-mac-address 00:11:22:33:44:55 2 (config)# line Department1 ethernet 0/1 [line Department1] 3 (config)# vlan vlan10 10 [vlan vlan10] 4 (config)# ip 170.2.2.1/24 [vlan vlan10] 5 (config)# exit [line Department1] 6 (config)# exit 7 (config)# line Department2 ethernet 0/2 [line Department2] 8 (config)# vlan vlan11 11 [vlan vlan11] 9 (config)# ip 170.3.3.1/24 [vlan vlan11] 10 (config)# exit [line Department2] 11 (config)# exit 12 (config)# relay-list 1 170.1.1.10 13 (config)# relay-group RedGroup 1 14 (config)# relay-info-policy RelayPolicy1 remote_id port_unique 15 (config)# relay-interface vlan10 relay_group RedGroup bootp_hops 1 relay_info_policy RelayPolicy1 16 (config)# relay-interface vlan11 relay_group RedGroup bootp_hops 1 relay_info_policy RelayPolicy1表8-24 本装置Aのコンフィグレーション解説
解説番号 解説 1 本装置に装置MACアドレス00:11:22:33:44:55を設定します。 2 NIF番号0,Line番号1にインタフェース名Department1のイーサネットインタフェースを定義します。
lineモードに移行します。3 本装置にインタフェース名Department1にTag-VLAN名vlan10,VLANID 10を定義します。
vlanモードに移行します。4 vlan10にIPアドレス170.2.2.1/24を設定します。 5 vlanモードからlineモードに戻ります。 6 lineモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。 7 NIF番号0,Line番号2にインタフェース名Department2のイーサネットインタフェースを定義します。
lineモードに移行します。8 本装置にインタフェース名Department2にTag-VLAN名vlan11,VLANID 11を定義します。
vlanモードに移行します。9 vlan11にIPアドレス170.3.3.1/24を設定します。 10 vlanモードからlineモードに戻ります。 11 lineモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。 12 リレーリスト1にDHCP/BOOTPサーバのIPアドレス170.1.1.10を設定します。 13 解説番号12で設定したリレーリスト1をリレーグループ名RedGroupに登録します。 14 リレーエージェントポリシー名RelayPolicy1を設定し,リモートIDタイプにはport_uniqueを設定します。 15 解説番号13で設定したリレーグループ名RedGroupをTag-VLAN名vlan10に設定し,BOOTP REQUEST HOPS値を1とし,リレーエージェント情報ポリシーにRelayPolicy1を設定してリレーエージェント情報を有効にします。 16 解説番号13で設定したリレーグループ名RedGroupをTag-VLAN名vlan11に設定し,BOOTP REQUEST HOPS値を1とし,リレーエージェント情報ポリシーにRelayPolicy1を設定してリレーエージェント情報を有効にします。
- [コンフィグレーションの表示]
- <本装置A>
local-mac-address 00:11:22:33:44:55 ! line Department1 ethernet 0/1 vlan vlan10 10 ip 170.2.2.1/24 ! line Department2 ethernet 0/2 vlan vlan11 11 ip 170.3.3.1/24 ! relay-list 1 170.1.1.10 relay-group RedGroup 1 relay-info-policy RelayPolicy1 remote_id port_unique relay-interface vlan10 relay_group RedGroup bootp_hops 1 relay_info_policy RelayPolicy1 relay-interface vlan11 relay_group RedGroup bootp_hops 1 relay_info_policy RelayPolicy1
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