コンフィグレーションガイド
- <この項の構成>
- (1) 設定内容の概要
- (2) 構成図と設定条件
- (3) コンフィグレーション例
(1) 設定内容の概要
特定ネットワーク宛の通信を禁止する場合のNullインタフェースコンフィグレーションの例を示します。
- 事業所B-事業所C間の通信はすべて禁止します。
- 事業所A-B間の通信,および事業所A-C間の通信は可能とします。
(2) 構成図と設定条件
- [構成図]
図8-10 構成図
- [設定条件]
- Nullインタフェースコンフィグレーション設定例を示します。
- 本装置Bを経由するネットワークC(128.1.3.0/24)宛の通信を禁止します。
- 本装置Cを経由するネットワークB(128.1.2.0/24)宛の通信を禁止します。
(3) コンフィグレーション例
- [コマンドによる設定]
- <本装置B>
1 (config)# ip null 2 (config)# static [static] 3 (config)# 128.1.3.0 masklen 24 interface null [static] 4 (config)# exit 5 (config)# apply表8-10 本装置Bのコンフィグレーション解説
解説番号 解説 1 Nullインタフェース使用を定義します。 2 スタティック経路を使用します。
staticモードに移行します。3 128.1.3.0/24のネットワーク宛のパケットをすべて廃棄するため,出力先インタフェースがNullのスタティック経路情報を設定します。 4 staticモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。 5 解説番号3で設定したスタティック経路情報の変更内容を反映します。
- <本装置C>
1 (config)# ip null 2 (config)# static [static] 3 (config)# 128.1.2.0 masklen 24 interface null [static] 4 (config)# exit 5 (config)# apply表8-11 本装置Cのコンフィグレーション解説
解説番号 解説 1 Nullインタフェース使用を定義します。 2 スタティック経路を使用します。
staticモードに移行します。3 128.1.2.0/24のネットワーク宛のパケットをすべて廃棄するため,出力先インタフェースがNullのスタティック経路情報を設定します。 4 staticモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。 5 解説番号3で設定したスタティック経路情報の変更内容を反映します。
- [コンフィグレーションの表示]
- <本装置B>
ip null ! static 128.1.3.0 masklen 24 interface null
- <本装置C>
ip null ! static 128.1.2.0 masklen 24 interface null
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