コンフィグレーションガイド
- <この項の構成>
- (1) 設定内容の概要
- (2) 構成図と設定条件
- (3) コンフィグレーション例
(1) 設定内容の概要
装置間を10GBASE-Rで接続する例を示します。
(2) 構成図と設定条件
- [構成図]
図4-4 構成図
- [設定条件]
- <10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T上の動作条件>
- セグメント規格:オートネゴシエーション
- フローコントロール:送受信共に無効
- 最大フレーム長:1518オクテット(Tag1段含む,FCSを含まない)
- <10GBASE-R上の動作条件>
- フローコントロール:送受信共に有効
- 最大フレーム長:1518オクテット(Tag1段含む,FCSを含まない)
- <本装置A/Bの環境>
- NIF番号0,Line番号0に10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-TのNIFが実装されています。当該インタフェースを次に示すネットワークに接続します。
- 本装置Aの場合:192.168.10/24のネットワークA
- 本装置Bの場合:192.168.11/24のネットワークC
- また,NIF番号2,Line番号0に10GBASE-RのNIFが実装されています。当該インタフェースを192.168.1/24のネットワークBに接続します。
(3) コンフィグレーション例
- [コマンドによる設定]
- <本装置A>
1 (config)# line Department1 ethernet 0/0 [line Department1] 2 (config)# ip 192.168.10.1/24 [line Department1] 3 (config)# exit 4 (config)# line SouthBuilding 10gigabit_ethernet 2/0 [line SouthBuilding] 5 (config)# ip 192.168.1.1/24 [line SouthBuilding] 6 (config)# exit表4-7 本装置Aのコンフィグレーション解説
解説番号 解説 1 NIF番号0,Line番号0に回線名Department1の10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T回線を設定します。デフォルトで以下の設定となります。
lineモードに移行します。
- セグメント規格…オートネゴシエーション
- フローコントロール…送受信共に無効
- 最大フレーム長 …1518オクテット(Tag1段含む,FCSを含まない)
2 IP情報は自IPv4アドレス192.168.10.1,サブネットマスク24を設定します。デフォルトで送信IP MTU長は1500オクテットとなります。 3 lineモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。 4 NIF番号2,Line番号0に回線名SouthBuildingの10GBASE-R回線を設定します。デフォルトで以下の設定となります。
lineモードに移行します。
- フローコントロール…送受信共に有効
- 最大フレーム長 …1518オクテット(Tag1段含む,FCSを含まない)
5 IP情報は自IPv4アドレス192.168.1.1,サブネットマスク24を設定します。デフォルトで送信IP MTU長は1500オクテットとなります。 6 lineモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。
- <本装置B>
1 (config)# line Department2 ethernet 0/0 [line Department2] 2 (config)# ip 192.168.11.2/24 [line Department2] 3 (config)# exit 4 (config)# line NorthBuilding 10gigabit_ethernet 2/0 [line NorthBuilding] 5 (config)# ip 192.168.1.2/24 [line NorthBuilding] 6 (config)# exit表4-8 本装置Bのコンフィグレーション解説
解説番号 解説 1 NIF番号0,Line番号0に回線名Department 2の10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T回線を設定します。デフォルトで以下の設定となります。
lineモードに移行します。
- セグメント規格…オートネゴシエーション
- フローコントロール…送受信共に無効
- 最大フレーム長 …1518オクテット(Tag1段含む,FCSを含まない)
2 IP情報は自IPv4アドレス192.168.11.2,サブネットマスク24を設定します。デフォルトで送信IP MTU長は1500オクテットとなります。 3 lineモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。 4 NIF番号2,Line番号0に回線名NorthBuilding の10GBASE-R回線を設定します。デフォルトで以下の設定となります。
lineモードに移行します。
- フローコントロール…送受信共に有効
- 最大フレーム長 …1518オクテット(Tag1段含む,FCSを含まない)
5 IP情報は自IPv4アドレス192.168.1.2,サブネットマスク24を設定します。デフォルトで送信IP MTU長は1500オクテットとなります。 6 lineモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。
- [コンフィグレーションの表示]
- <本装置A>
line Department1 ethernet 0/0 ip 192.168.10.1/24 ! line SouthBuilding 10gigabit_ethernet 2/0 ip 192.168.1.1/24
- <本装置B>
line Department2 ethernet 0/0 ip 192.168.11.2/24 ! line NorthBuilding 10gigabit_ethernet 2/0 ip 192.168.1.2/24
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