解説書 Vol.2
本装置では本装置のソフトウェアおよびコンフィグレーションをMCに保持します。装置起動時はこのMCからソフトウェアをローディングし,コンフィグレーションに従って装置を初期化します。
装置起動を行ったMCスロットを現用MC,または起動MCと呼び,/primaryMCのパスで現用MCに対してアクセスを行うことができます。また,装置起動を行ったMCスロットではないスロット側を予備MC,またはバックアップMCと呼び,/secondaryMCのパスで予備MCに対してアクセスを行うことができます。
現用MC上にあるダンプファイルにアクセスする場合の例を,次の図に示します。
>ls -l /primaryMC/var/dump/ total 2536 -rwxr-xr-x 1 root wheel 2596411 Aug 19 16:04 rmdumpまた,待機系BCUの現用MC上にあるダンプファイルにアクセスする場合の例を,次の図に示します。
>ls -l /standby/primaryMC/var/dump/ total 1496 -rwxr-xr-x 1 root wheel 1516998 Aug 17 13:25 cp00.000MCの名称とパス名の対応を,次の表に示します。
名称 パス名 MCスロット1 /mc0 MCスロット2 /mc1 現用MC /primaryMC 予備MC(バックアップMC) /secondaryMC 待機系BCUの現用MC /standby/primaryMC 待機系BCUの予備MC(バックアップMC) /standby/secondaryMC
- <この節の構成>
- 14.6.1 バックアップMCの運用
- 14.6.2 優先MCスロット指定機能
- 14.6.3 起動MCスロットの選択機能
- 14.6.4 MC保守コマンド
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