解説書 Vol.2
- <この項の構成>
- (1) ハードに依存する制限事項
- (2) ハードに依存しない制限事項
(1) ハードに依存する制限事項
PSU-1,PSU-2では,IPアドレスを定義していないインタフェースで受信したパケットを廃棄する場合,当該パケットをsFlowのサンプル対象パケットとして扱います。上記以外のPSUでは非対象パケットとして扱います。
PSU-1,PSU-2では,マルチキャストの定義を設定していないインタフェースで受信したIPアドレスがマルチキャストであるパケットを廃棄する場合,当該パケットをsFlowのサンプル対象パケットとして扱います。上記以外のPSUでは非対象パケットとして扱います。ただし,IPv4アドレスが224.0.0.0/24,あるいはIPv6アドレスがFF00::/12のパケットは,sFlowのサンプル対象パケットとして扱います。
同一PSUにNIFを2枚搭載して,sFlowが有効なポートを収容しているNIFから,中継されるパケットと廃棄されるパケットを混在して受信した場合,廃棄されたパケットをサンプルしてコレクタ装置に送信する場合があります。
BCU-SH8MS/BCU-SM8MS/BCU-SL8MSの場合にsFlow統計機能で取り扱えるIPv6経路数は16,384(16k)経路までです。
(2) ハードに依存しない制限事項
dot1x(IEEEE 802.1X機能情報)構成情報を有効にしているポートに対して,sFlow統計情報を有効にした場合,該当ポートで802.1Xとして廃棄している自宛パケットが,sFlow統計の対象パケットとして誤って採取する場合があります。
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