1.5 IPv4使用時の注意事項
- 〈この節の構成〉
(1) マルチホーム構成時の注意事項
インタフェースに複数のIPv4アドレスを設定する場合,該当インタフェースと同一のブロードキャストドメインに接続された端末間で異なるサブネットアドレスを使用して通信すると,本装置を介したIPv4中継が発生することがあります。
この際,ICMP Redirectの送信可否判定を行うため,ハードウェアによってパケットがソフトウェアに中継されて,本装置のCPUが高負荷となるおそれがあります。そのため,次の点に注意してください。
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同一ブロードキャストドメイン内で端末同士が直接通信してもよい場合は,すべての端末のサブネットをそろえてください。
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セキュリティ上の理由などで,同一ブロードキャストドメイン内の端末のサブネットを分ける場合は,CPUの高負荷を防止するため,コンフィグレーションコマンドでハードウェアによるICMP Redirectの送信可否判定を停止することをお勧めします。