17.1.10 アップリンク・リダンダント使用時の注意事項
- 〈この項の構成〉
(1) 他機能との共存
(a) レイヤ2スイッチ機能との共存
「コンフィグレーションガイド Vol.1」 「22.3 レイヤ2スイッチ機能と他機能の共存について」を参照してください。
(b) レイヤ2認証との共存
「5.2.1 レイヤ2認証と他機能との共存」を参照してください。
(c) 冗長化構成による高信頼化機能との共存
アップリンク・リダンダントとの共存で制限のある,冗長化構成による高信頼化機能を次の表に示します。
制限のある機能 |
制限の内容 |
---|---|
GSRP |
共存不可 |
(2) フラッシュ制御フレーム送受信機能の使用について
上位スイッチで,アップリンク・リダンダントのフラッシュ制御フレーム受信機能をサポートしていることを確認してください。
上位スイッチが未サポートの場合,フラッシュ制御フレームを本装置から送信しても,MACアドレステーブルがクリアされないため,通信の復旧までに時間が掛かることがあります。
(3) トランクポートでのフラッシュ制御フレーム送信設定について
トランクポートでフラッシュ制御フレームを送信する場合は,必ず送信先のVLANを指定してください。VLANの指定がない場合はネイティブVLANが存在するときだけUntaggedフレームのフラッシュ制御フレームを送信します。このとき,ネイティブVLANの設定がなければ,フラッシュ制御フレームは送信されません。
(4) VLANのダウンを伴うコンフィグレーションコマンドの設定について
本装置にアップリンク・リダンダントに関するコンフィグレーションコマンドが設定されていない状態で,一つ目のアップリンク・リダンダントに関するコンフィグレーションコマンド(次に示すどれかのコマンド)を設定した場合に,すべてのVLANが一時的にダウンします。そのため,アップリンク・リダンダントを用いたネットワークを構築するときには,あらかじめ次に示すコンフィグレーションコマンドを設定しておくことを推奨します。
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switchport backup flush-request
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switchport backup interface
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switchport backup mac-address-table update exclude-vlan
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switchport backup mac-address-table update transmit