コンフィグレーションガイド Vol.1


20.15.1 ポートの設定

〈この項の構成〉

(1) 速度とduplexの設定

10GBASE-R用SFP+を使用する場合は,伝送速度とduplexの動作は固定のため,伝送速度とduplexの設定は必要ありません。1000BASE-X用SFPを使用する場合は,本装置と相手装置の伝送速度とduplexを設定できます。デフォルトではオートネゴシエーションで,相手装置と伝送速度とduplexを決定します。

なお,10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T用SFPを使用する場合は,オートネゴシエーションだけが設定できます。

[設定のポイント]

設定内容はそれぞれのインタフェースと同様ですが,1000BASE-X用SFPまたは10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T用SFPを使用した場合でもコンフィグレーションのインタフェース名称はtengigabitethernetになります。

通常は相手装置とオートネゴシエーションで接続します。本装置のデフォルトはオートネゴシエーションなので,速度とduplexを設定する必要はありません。オートネゴシエーションを使用しない場合は,回線速度とduplexを設定します。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface tengigabitethernet 1/2/20

    (config-if)# shutdown

    (config-if)# speed 1000

    (config-if)# duplex full

    相手装置と1000Mbit/s全二重で接続する設定をします。

  2. (config-if)# no shutdown

[注意事項]

回線速度とduplexは正しい組み合わせで設定してください。オートネゴシエーションの場合は,回線速度とduplexの両方にオートネゴシエーションを設定する必要があります。固定設定の場合は,回線速度とduplexの両方を固定設定にする必要があります。正しい組み合わせが設定されていない場合は,オートネゴシエーションで相手装置と接続します。