コンフィグレーションガイド Vol.1


3.2.10 ネットワークの管理

〈この項の構成〉

(1) IEEE802.3ah/UDLD

スタックポートを除く全物理ポートでの運用を可能にします。1ポート1対地を原則とするため,同一ポートから複数装置の情報を受信する場合(禁止構成)でも,保持する情報は1装置分だけです。IEEE802.3ah/UDLDの収容条件を次の表に示します。

表3‒48 最大リンク監視情報数

モデル

最大リンク監視情報数

AX4600Sシリーズ共通

スタックポートを除く装置の最大物理ポート数

(2) CFM

CFMの収容条件を次の表に示します。

表3‒49 CFMの収容条件

モデル

ドメイン数

MA数

MEP数※1

MIP数※1

CFMポート総数※2※3

リモートMEP総数※3※4

AX4600S

シリーズ共通

8/装置

32/装置

32/装置

32/装置

256/装置

2016/装置

注※1

CFMの物理ポートおよびチャネルグループの収容条件により,MEP・MIPの設定が収容条件の最大数まで有効にならない場合があります。

CFMの物理ポートおよびチャネルグループの収容条件は「表3‒51 CFMの物理ポートおよびチャネルグループの収容条件」を参照してください。

注※2

CFMポート総数とは,MAのプライマリVLANのうち,CFMのフレームを送信するVLANポートの総数です。

Down MEPだけのMAの場合

Down MEPのVLANポートの総数

Up MEPを含むMAの場合

プライマリVLANの全VLANポートの総数

なお,CFMポート総数は運用コマンドshow cfm summaryで確認できます。

注※3

CFMポート総数およびリモートMEP総数は,CCM送信間隔がデフォルト値のときの収容条件です。CCM送信間隔を変更すると,CFMポート総数およびリモートMEP総数の収容条件が変わります。CCM送信間隔によるCFMポート総数およびリモートMEP総数の収容条件を次の表に示します。

表3‒50 CCM送信間隔による収容条件

モデル

CCM送信間隔

CFMポート総数

リモートMEP総数

AX4600Sシリーズ共通

1分以上

256/装置

2016/装置

10秒

128/装置

2016/装置

1秒

50/装置

200/装置

注※4

リモートMEP総数とは,自装置以外のMEPの総数です。MEPからのCCM受信性能に影響します。リモートMEP総数は運用コマンドshow cfm remote-mepで確認できます。

表3‒51 CFMの物理ポートおよびチャネルグループの収容条件

モデル

MEP・MIPを設定可能な物理ポートおよびチャネルグループの総数

AX4600Sシリーズ共通

8/装置

注※

MEP・MIPは同一ポートに対して複数設定できます。チャネルグループの場合は,チャネルグループ単位で1ポートと数えます。

表3‒52 CFMのデータベース収容条件

モデル

MEP CCM

データベース

エントリ数

MIP CCM

データベース

エントリ数

Linktrace

データベース

エントリ数

AX4600Sシリーズ共通

63/MEP

2048/装置

1024/装置

注※

1ルート当たり256装置の情報を保持する場合は,最大で4ルート分を保持します(1024÷256装置=4ルート)。

(3) LLDP

LLDPの収容条件を次の表に示します。

表3‒53 LLDPの収容条件

項目

最大収容数

LLDP隣接装置情報

IEEE 802.1AB Draft 6

200

IEEE Std 802.1AB-2009

200

Port And Protocol VLAN ID TLVで送信できるVLAN数

100

VLAN Name TLVで送信できるVLAN数

100

注※

Port And Protocol VLAN ID TLVとVLAN Name TLVで合わせて100VLANとなります。VLAN数が100を超えている場合,VLAN IDの小さい順に100VLANを対象とします。

(4) OADP

OADPの収容条件を次の表に示します。

表3‒54 OADPの収容条件

項目

最大収容数

OADP隣接装置情報

100

注※

チャネルグループの場合は,チャネルグループ単位で1と数えます。

(5) PTP

PTPの収容条件を次の表に示します。

表3‒55 本装置(TC)の収容条件

項目

時刻同期方法

E2E-TC

PTPを使用できるVLAN数

1

PTPインタフェース数/装置

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