運用コマンドレファレンス Vol.1

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set terminal help

ヘルプメッセージで表示するコマンドの一覧を設定します。この設定はユーザごとに行えます。

[入力形式]

set terminal help { all | no-utility }

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

all
運用コマンドのヘルプメッセージを表示する際に,入力可能なすべての運用コマンドの一覧を表示するように設定します。これは,初期導入時のデフォルト設定です。

no-utility
運用コマンドのヘルプメッセージを表示する際に,ユーティリティコマンドとファイル操作コマンドを除いた運用コマンドの一覧を表示するように設定します。

[スタック構成時の運用]

マスタスイッチからスタックを構成しているすべてのメンバスイッチを対象にコマンドを実行します。

なお,remote commandコマンドも使用できます。

remote command {<switch no.> | all} set terminal help { all | no-utility }

[実行例]

図3-2 入力可能なすべての運用コマンドの一覧を表示するように設定する

> set terminal help all
 

図3-3 ユーティリティコマンドとファイル操作コマンドを除いた運用コマンドの一覧を表示するように設定する

> set terminal help no-utility

[表示説明]

なし

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表3-2 set terminal helpコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ 内容
Can't execute for accounts mismatch. バックアップスイッチのアカウントが不一致のため,本コマンドを実行できません。アカウントを操作するコマンド(adduser,rmuser,password,clear password)を実行して,アカウントを同期してください。
Can't execute. コマンドを実行できません。再実行してください。
Switch <switch no.> was deleted from stack. メンバスイッチはスタック構成から削除されました。
<switch no.>:スイッチ番号

[注意事項]

  1. adduserコマンドで,no-flashパラメータを指定して追加したアカウントの場合,本コマンドで設定した内容は,装置の再起動によって,デフォルト設定であるallに戻ります。
  2. コンフィグレーションコマンドusernameでexec-timeout,terminal-pagerまたはterminal-helpのどれか一つでも設定がある場合,そのユーザはコンフィグレーションのterminal-help設定値(設定内容または省略時の初期値)で動作します。
  3. コンフィグレーションコマンドusernameの設定値で動作しているユーザでも,ログイン後に本コマンドを実行すれば,該当するセッションでだけ一時的に動作を変更できます。

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