運用コマンドレファレンス Vol.1

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set exec-timeout

自動ログアウト(「コンフィグレーションガイド Vol.1 4.3(3) 自動ログアウト」参照)が実現されるまでの時間(分単位)を設定します。この設定はユーザごとに行えます。

[入力形式]

set exec-timeout <minutes>

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

<minutes>
自動ログアウト時間(単位は分)を指定します。指定できる値の範囲は0〜60です。
0を指定すると自動ログアウトしません。なお,初期導入時のデフォルト設定は60分です。

[スタック構成時の運用]

マスタスイッチからスタックを構成しているすべてのメンバスイッチを対象にコマンドを実行します。

なお,remote commandコマンドも使用できます。

remote command {<switch no.> | all} set exec-timeout <minutes>

[実行例]

図3-1 自動ログアウト値を30分に設定する

> set exec-timeout 30

[表示説明]

なし

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表3-1 set exec-timeoutコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ 内容
Can't execute for accounts mismatch. バックアップスイッチのアカウントが不一致のため,本コマンドを実行できません。アカウントを操作するコマンド(adduser,rmuser,password,clear password)を実行して,アカウントを同期してください。
Can't execute. コマンドを実行できません。再実行してください。
Switch <switch no.> was deleted from stack. メンバスイッチはスタック構成から削除されました。
<switch no.>:スイッチ番号

[注意事項]

  1. adduserコマンドで,no-flashパラメータを指定して追加したアカウントの場合,本コマンドで設定した内容は,装置の再起動によって,デフォルト設定である60分に戻ります。
  2. コンフィグレーションコマンドusernameでexec-timeout,terminal-pagerまたはterminal-helpのどれか一つでも設定がある場合,そのユーザはコンフィグレーションのexec-timeout設定値(設定内容または省略時の初期値)で動作します。
  3. コンフィグレーションコマンドusernameの設定値で動作しているユーザでも,ログイン後に本コマンドを実行すれば,該当するセッションでだけ一時的に動作を変更できます。

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