メッセージ・ログレファレンス
ここでは,メッセージ識別子の上位2桁が11から1fの運用メッセージを示します。
表2-11 イベント発生部位SOFTWAREの運用メッセージ(11XXXXXX-)
メッセージ
識別子イベント
レベルメッセージテキスト 内容と対応 11010001 E3 The list number <policy list no.> of the policy base routing changed to the sequence number <sequence>. ポリシーベースルーティングのリスト番号<policy list no.>内で,優先度<sequence>の経路を選択しました。
<policy list no.> ポリシーベースルーティングのリスト番号
<sequence> リスト内の経路情報の優先度
[対応]
なし。11010002 E3 The list number <policy list no.> of the policy base routing changed to the default operation. ポリシーベースルーティングのリスト番号<policy list no.>内で,デフォルト動作を選択しました。
<policy list no.> ポリシーベースルーティングのリスト番号
[対応]
なし。11109901 E7 policyd aborted. ポリシーベースプログラム(policyd)を強制終了しました。
[対応]
ポリシーベースプログラムの障害待避情報(/usr/var/core下のファイルpolicyd.core)およびログ情報,コンフィグレーションを収集してください。収集方法については,「トラブルシューティングガイド」を参照してください。
なお,ポリシーベースプログラムは自動的に再起動されます。ポリシーベースプログラムが再起動しない場合,または再起動が頻発する場合は装置を再起動してください。R7 policyd restarted. ポリシーベースプログラム(policyd)を再起動しました。
このメッセージは,ポリシーベースプログラムが自動的に再起動した場合,またはrestart policyコマンドによって再起動を要求した場合に出力します。
[対応]
なし。1920a002 E7 mr6 aborted. IPv6マルチキャストルーティングプログラムを強制終了しました。
[対応]
- IPv6マルチキャストルーティングプログラム関連の他のログ(メッセージ種別:MR6)が発生していないかを確認し,対応する処置を行ってください。
- IPv6マルチキャストルーティングプログラムは自動的に再起動します。IPv6マルチキャストルーティングプログラムが再起動しない場合,または再起動が頻発する場合は装置の再起動を行ってください。
R7 mr6 restarted. IPv6マルチキャストルーティングプログラムを再起動しました。
このメッセージは,IPv6マルチキャストルーティングプログラムが自動的に再起動した場合,またはrestart ipv6-multicastコマンドによって再起動を要求した場合に出力します。
[対応]
なし。1920a003 E3 The multicast routing program will restart, because the multicast (PIM6) max-interfaces configuration changed. ランニングコンフィグレーションのIPv6マルチキャスト(PIM6)情報がコンフィグレーションコマンドipv6 pim max-interfaceで変更されたため,IPv6マルチキャストルーティングプログラムを再起動します。
[対応]
なし。1920a005 E3 IPv6 multicast routing entry had exceeded maximum value <number> for limit, entry has discarded[ on VRF <vrf id>]. IPv6マルチキャスト経路情報が制限により最大値<number>を超えたためエントリを廃棄しています。
<number> IPv6マルチキャスト経路情報の最大数
<vrf id> VRF ID
[対応]
不正アクセスが発生した可能性があります。
- 想定以上のマルチキャスト経路情報追加要求が発生していないか確認をしてください。マルチキャスト経路情報が制限により最大値を超えています。
- コンフィグレーション(ipv6 pim mroute-limitコマンド)を確認してください。
- ネットワーク構成を確認の上,本装置の構成を再検討してください。
1920a006 E3 IPv6 multicast routing entry has recovered from the state of discard[ on VRF <vrf id>]. IPv6マルチキャスト経路情報を廃棄する状態から回復しました。
<vrf id> VRF ID
[対応]
なし。1920a007 E3 IPv6 multicast forwarding entry had exceeded maximum value <number> for limit, entry has discarded[ on VRF <vrf id>]. IPv6マルチキャスト中継エントリが制限により最大値<number>を超えたためエントリを廃棄しています。
<number> IPv6マルチキャスト中継エントリの最大数
<vrf id> VRF ID
[対応]
不正アクセスが発生した可能性があります。
- 想定以上のマルチキャスト中継エントリ追加要求が発生していないか確認してください。マルチキャスト中継エントリが制限により最大値を超えています。
- 中継しないマルチキャストパケット受信により,ネガティブキャッシュが生成されていないか確認してください。
- コンフィグレーション(ipv6 pim mcache-limitコマンド)を確認してください。
- ネットワーク構成を確認の上,本装置の構成を再検討してください。
1920a008 E3 IPv6 multicast forwarding entry has recovered from the state of discard[ on VRF <vrf id>]. IPv6マルチキャスト中継エントリを廃棄する状態から回復しました。
<vrf id> VRF ID
[対応]
なし。1e001000 E7 flowd aborted. フロー統計エージェントプログラム(flowd)を強制終了しました。
[対応]
フロー統計エージェントプログラムは自動的に再起動します。フロー統計エージェントプログラムが再起動しない場合,または再起動が頻発する場合は装置を再起動してください。R7 flowd restarted. フロー統計エージェントプログラム(flowd)を再起動しました。このメッセージはフロー統計エージェントプログラムが自動的に再起動した場合,またはrestart sflowコマンドによって再起動を要求した場合に出力されます。
[対応]
なし。1f00b011 E7 dhcp6_server aborted. IPv6 DHCPサーバプログラム(dhcp6_server)を強制終了しました。
IPv6 DHCPサーバが,メモリ領域不足などの異常を検出したため,動作継続を断念し,強制終了しました。
[対応]
IPv6 DHCPサーバプログラムは自動的に再起動します。IPv6 DHCPサーバプログラムが再起動しない場合,または再起動が頻発する場合は装置を再起動してください。R7 dhcp6_server restarted. IPv6 DHCPサーバプログラム(dhcp6_server)を再起動しました。
このメッセージは,IPv6 DHCPサーバプログラムが自動的に再起動した場合,またはrestart ipv6-dhcp serverコマンドによって再起動を要求した場合に出力します。
[対応]
なし。1f01b021 E7 dhcp6_relay aborted. IPv6 DHCPリレープログラム(dhcp6_relay)を強制終了しました。
IPv6 DHCPリレーが,メモリ領域不足などの異常を検出したため,動作継続を断念し,強制終了しました。
[対応]
IPv6 DHCPリレープログラムは自動的に再起動します。IPv6 DHCPリレープログラムが再起動しない場合,または再起動が頻発する場合は装置を再起動してください。R7 dhcp6_relay restarted. IPv6 DHCPリレープログラム(dhcp6_relay)を再起動しました。
このメッセージは,IPv6 DHCPリレープログラムが自動的に再起動した場合,またはrestart ipv6-dhcp relayコマンドによって再起動を要求した場合に出力されます。
[対応]
なし。1f01b024 E3 IPv6 DHCP packet discarded by relay agent, because prefix entry exceeded the maximum. プレフィックスのエントリが最大数を超えたため,リレーエージェントでIPv6 DHCPパケットを破棄しました。また,本メッセージ出力後,5分間は同じメッセージが連続で出力されないよう抑止されます。
[対応]
なお,実際に破棄されたIPv6 DHCPパケット数を確認したい場合は,show ipv6 dhcp trafficコマンドを実行してIPv6 DHCPリレーの統計情報を表示し,lease prefix overの項目を確認してください。
- 収容クライアント数をshow ipv6 dhcp relay bindingコマンドで確認してください。
- 本装置の収容クライアント数が収容条件を超えている場合,収容クライアント数を再検討して変更してください。
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